モーターサイクルと生きる男たちが認めたゼロフィニッシュVol.17
アイアンハウス TETSUYA 引地 努 さん

鉄でできた海上コンテナの、工業製品然とした無機質なデザインに魅力を感じるという方も多いだろう。このコンテナを住宅やガレージなど建築物として活用したいと試行錯誤。新たに設計し直し生産背景まで作って実現してしまった人物がいる。若い頃からバイクやクルマが大好きだと言う“IRON HOUSE TETSUYA”=鉄の家の仕掛人、引地努さんを訪ね、コンテナハウスのこと、そして愛車との付き合い方について聞いた。

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建築用コンテナを独自開発

路上でしばしば大型トレーラーに載った姿を目にする『海上コンテナ』。万国共通規格で7段まで積み上げることが可能、長期間使える極めて頑強な鉄の箱だ。言うまでもなく貨物を輸送するための道具であるコンテナは、厳密には建築物として使用することは、日本国内では認められていないという。

「しかし、その頑丈さや気密性、防災の観点からみてもコンテナは住宅やガレージとして非常に魅力的なものです。工場で製造、施主のもとに運搬して設置する。結果、コストパフォーマンスに優れた『工業化住宅』という建築のジャンルにも当てはまります。」

そうお話しくださったのはコンテナハウス、“IRON HOUSE TETSUYA”のプロデューサー、引地努さん。

「私が育った川崎は港やたくさんの工場があるエリアで、コンテナがとても身近な存在でした。その見るからに無骨な質感が好きで、「コンテナに住むことはできないのか」「ガレージにしたらどうだろう」、などど考えるようになりました。どうせなら合法的に住宅に活用できるようにしたいと思ったのが、『鉄の家』商品化のスタートラインです。」

引地さんは、外観や強度などの魅力を損なうことなく、建築物として認められるコンテナを作り上げるべく、独自に研究開発、試作や実験を重ねる。『建築用コンテナ』を完成させ、モデルハウスを八王子にオープンしたのは発想から約20年が経った2016年のことだ。

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建築用コンテナが、住宅として快適に生活でき、事務所、店舗としても様々な可能性をもっていることをリアルに体験できる“IRON HOUSE TETSUYA”の八王子のショールーム。

リビングのような一階スペースは商談室と事務所を兼ねる。二階はトイレや浴室、寝室を完備。快適性を確保するために、壁面に内蔵する断熱材も専用開発したという。クールな外観、しっかり仕上げられた内装は一見の価値ありだ。

「コンテナハウスの良さをお伝えするには、ここで生活してみるのが一番。私も何度も寝泊まりしていますし、出張で東京に来る代理店のスタッフが宿泊することもある。結露対策もしっかり行なっていますし、本当に快適に生活ができる空間に仕上がっています。」

そう言って、引地さんは胸をはる。

注目を集めるコンテナハウス

災害が増加している我が国において、耐震性能も含めた安全性、快適性をもった住まい、建築物のニーズが高まっている。そんな中で頑丈な構造物であるコンテナの存在にも注目が集まっている。

仮設物ではなく、建築基準法に則った合法的に建築物として認められるコンテナハウスである“IRON HOUSE TETSUYA”は発表直後から大きな話題となった。

この5年の間に、引地さんが手がけた数多くのコンテナハウスが全国に出来上がっている。「住宅はちろん、商業ビル、倉庫兼事務所、公共施設など施工実績は多岐にわたります。建築に関する基準、法律がとても厳しい都市部にも、“IRON HOUSE TETSUYA”のコンテナハウスが次々に登場しています。住宅メーカーとのコラボレーションなど、現在進行中のプロジェクトもたくさんあります。おかげさまで日々いろいろなお問い合わをいただき、注目度の高さを実感しています。」

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左上:横浜元町の商業ビル。小売店、飲食店、ギャラリー、エステティックサロンなどが入居している。右上:青森県八戸に建てた住宅。コンセプトはインパクトある面白い建物。左下:静岡市の沿岸に公共事業として手がけたコンテナハウスの集会場。耐震性はもちろん、2階部分は津波の一時避難場所にもなるという。右下:横須賀市に黒船をイメージして建てた商業建築。黒いコンテナと間伐材のデッキの対比が美しい。

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世田谷の住宅地に昨年夏に完成したガレージハウスは電気工事会社の倉庫兼事務所。「コンテナでカッコいい事務所を作りたい!」と考えたオーナーが八王子の展示場を訪れたところから始まったプロジェクトだという。一階はガレージと倉庫。二階は会議室やキッチンを備えた明るく快適なオフィススペース。屋上全面がウッドデッキになっている。

原点にあるのはバイクやクルマへのこだわり

自身がコアなバイク・クルマ好きであることも、建築用コンテナにこだわる理由の一つだという。

「若い頃から愛車と一緒に暮らせる、カッコいい家が欲しかったのです。リビングとガレージが一体になったような空間が理想。それがこのコンテナハウスで実現できると考えたのです。例えば、標準のフロアは車重300キロを超える大型バイクを載せても心配ない強度にしました。無骨な外観はカラーリングすることで簡単にカスタムが可能です。」

そしてこの春、引地さんは新たに鉄の車庫=“IRON GARAGE TETSUCO”を登場させた。それは、リビングにバイクが置けるコンテナハウスではなく、リビングのような居住性を備えたコンテナガレージ。インテリアには、住宅と同様にオプションで専用のオリジナル家具などを設置することが可能。まさにバイク・クルマ好きの秘密の隠れ家である。

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“IRON GARAGE TETSUCO”は、シャッターをはじめ、断熱材を内蔵した木製の内装、電源レールなどを標準装備。広い床面を作り出すために、コンテナを横倒しした状態を標準とした。運搬・設置費用別で価格は250万円~。

素早く手軽に愛車がキレイにできるのがいい!

「バイクはいろいろ乗りました。印象に残っているのは、スズキのGT380、それからカワサキのZ2ですね。無茶な飛ばし方をしていた時期もありましたが、今は安全運転です。」と笑う引地さんは、乗るだけでなく洗車するのも好きだという。

「愛車はいつでもピカピカにしておきたくて、昔はコイン洗車場にもよく通っていました。今でもシャンプーやクロス、固形ワックスなど、いろいろ揃えています。しかし最近は忙しくて、愛車を可愛がってやる時間があまりとれないのがジレンマでした。」

そんな時、手軽に愛車がキレイにできるというシュアラスターのゼロフィニッシュの存在を知り、早速試してみて、その手軽さに驚いたという。

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引地さんの現在の愛車はカフェレーサー風にカスタムしたハーレーダビッドソンのスポーツスターだ。

バイクの傍に立った時に気になるのがタンクやメーター周りのホコリだ。
「八王子は緑が多くて山も近いので、ちょっとでも外に停めておくとすぐに花粉だらけになってしまいます。そんな時に素早く手軽にキレイになるゼロフィニッシュは本当にありがたい。」
引地さんはそう言いながら、細かな部分はマイクロファイバークロスにゼロフィニッシュを吹き付けて、タンクなど広い部分には直接吹いて丁寧に施工してゆく。

エアクリーナーカバーやヘッドなどのエンジンまわり、エキパイやマフラーなどもゼロフィニッシュを施工する。
「高熱になる場所に使えるっていうのが凄い。車体をほとんど全部これ一本でいけるのがありがたいですね。」
引地さんは楽しそうにホイールまで丁寧にケアしてゆく。

人に薦めたくなるゼロフィニッシュ

引地さんは普段のアシとして乗るクルマにもこだわっている。今所有しているのはハイパワーなV8エンジンを搭載するJEEPグランドチェロキーSRT8、現行のJEEPラングラーアンリミテッド・ウイリス、そして25年間所有しているジャガーEタイプ・シリーズ2。

最近全塗装を含めたレストアが完了、毎日のように乗っているというジャガーEタイプを“IRON GARAGE TETSUCO”から出してゼロフィニッシュ施工する。

「ホコリが目立つカラーなので、マメにケアしてやらないといけない。そんな時にもゼロフィニッシュはちょうどいいですね。」

そう言いながら、鮮やかなブルーにペイントされたジャガーの長いボンネットにゼロフィニッシュをスプレーして拭き上げる。

ジャガーEタイプらしい長いノーズ、取り外し可能なブラックのハードトップを丁寧にケアしてゆく。「ゼロフィニッシュのガラスコーティングで花粉がつきにくくなっているような気がします。」と引地さん。

熱くなるところにも使えるからとテールパイプもケア。バンパーやミラーなどブリティッシュビンテージらしいクロームのディテールを含めた外装をゼロフィニッシュで施工した引地さんは、運転席へ。クリアラッカーで仕上げられたハンドルも優しく拭き上げて、その艶やかな仕上がりに満足げな笑みを浮かべた。
「気に入ってスタッフや周りの友人にも薦めてますよ。それぐらいゼロフィニッシュが気に入っています。」

『鉄の家』と『鉄の車庫』で安心・安全を届けたい。

引地さんが長年をかけ、試行錯誤しながら作りあげた建築用コンテナは、住宅にもガレージにもなって、カッコ良くて快適。まさに建築の革命と言えよう。そしてクールな外観は世のバイク・クルマ好きの目にも魅力的な存在にうつるに違いない。

「既存の建築物にはない強度や気密性を標準装備した“IRON HOUSE TETSUYA”、そして“IRON GARAGE TETSUCO”によって、今の時代に多くの日本人が求める安全・安心が手に入るのです。ご予約の上で八王子にお越しいただければ『鉄の家』と『鉄の車庫』、この両方をご覧に入れることができます。遠方の方には、お近くの施工事例をご覧いただけるよう段取りすることもできます。是非お気軽にお問い合わせください!」と引地さんは語ってくれた。

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ガレージとしてはもちろん、居住空間としても快適に仕上げられている“IRON GARAGE TETSUCO”。それは万一の時にはクルマを外に出して居心地のいいシェルターとしても活用可能にするためだという。

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引地 努 さん
大手住宅メーカーで営業として勤務した経験と、「自分が住みたい家を作りたい」という夢をうちに秘めて独立。広告代理店業のかたわら、試行錯誤を繰り返し『建築用コンテナ』という新しいジャンルを確立。バイク、クルマにも造詣が深い。

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取材協力

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“IRON HOUSE TETSUYA”と“IRON GARAGE TETSUCO”は引地さんが代表を務める有限会社LIFIXが発売元となり、パートナー企業とのコラボレーションで全国に届けられている。

有限会社LIFIX
東京都八王子市元八王子1-419
TEL 042-686-0690
www.ih-tetsuya.com

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