モーターサイクルと生きる男たちが認めたゼロフィニッシュ Vol.07 ビッグママカフェ 織茂 聡さん

東京と横浜を結ぶ片側三車線の有料道路・第三京浜「都筑インターチェンジ」に程近く、横浜市営地下鉄グリーンラインの「北山田駅」からも3分ほどの好立地にある、アメリカンな雰囲気と極上のハンバーガーが自慢の『ビッグママカフェ』。

生粋のバイク好きであるオーナーの織茂聡さんを訪ね、お店のこと、そして愛車のお手入れについてなど、いろいろなお話を伺った。

自分の居場所としてのカッコいい店

地元・横浜のガソリンスタンドで働いていた織茂さんは

「毎日高級車で現れる有名人や、カッコいいバイク・クルマに乗ってやってくる人たちを横目に見ながら、どうやったらカッコいい大人になれるのか、真剣に考えていました。」
と笑顔で若かった当時を振り返る。

頑張って働いて、V8エンジン搭載のアメリカ車や、ハーレーダビッドソンに乗るようになると、今度は自分の遊び場、居場所になるような、愛車に似合うカッコいいアメリカンダイナーを作ろうと思いたち、雑誌や洋書を読み漁りながら店のプランを組み立てていった。

20代半ばで豊富な資金があるわけではなかったから、愛車たちを手放して開業資金を捻出した。

自分で手を動かし、仲間にも手伝ってもらいながら、やがて思い通りの店が出来上がる。“Bigmama”は友人の提案、それにアメリカンダイナーの看板によく使われている“Cafe”を加え『ビッグママカフェ』とした。

オープンは1998年1月、その年のクリスマスには盛大なパーティーを開催した。

「たくさんの仲間が集まって大騒ぎでしたが、当時の港北ニュータウンはまだまだ開発途上、店の周辺には駅やマンションなどなく苦情は皆無、今と比べると呑気な時代でしたね。」
と笑う。

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開店から20年以上の時を経た店内は、いい意味で年季が入った佇まい。店主の織茂さんのセンスでディスプレイされたアイテムたちも、新旧を問わず店の雰囲気にうまく溶け込んでいる。

いろいろな人たちとの交流の中で

オープンから10年が経った頃、近所に横浜市営地下鉄の北山田駅ができ、それに呼応するように周辺に住宅やマンション、お店が建ち並ぶようになり、客層も変化してゆく。

しかし織茂さんはその環境に左右されることなく当初からの『バイクやアメリカ車が似合うアメリカンダイナー』というコンセプトを貫いた。

そのスタイル、そして織茂さんの気さくな人柄に惹かれ、ビッグママカフェにはたくさんのファンがついている。

「東京からもちょうどいい距離だからなのでしょう、本当にいろんな方に来店いただき、店を気に入ってくださる方の中には、広告や映画、雑誌編集に携わる皆さん、ミュージシャンもいらっしゃいます。」

そういった常連客自身からの相談や、口コミもあって、ビッグママカフェはこれまで複数の映画やドラマ、CM、ミュージックビデオ、雑誌の記事や広告に登場している。

「いろいろな人たちとの交流の中でこの店が続けられているのだと思っています。」

今年首都圏の飲食店に対して発せられた営業自粛要請に応えてしばらく休業していた期間中、織茂さんの元にはたくさんの連絡が入ったという。その中にはビッグママカフェと織茂さんを心配する常連客も多数含まれていた。

あまり告知をせずにひっそり営業を再開すると、それと知らずに店を案じて訪ねてきた何組もの馴染み客が復活を喜んでくれた。

「ビッグママカフェがたくさんの皆さんに支えられていた、必要とされていたのだとあらためて実感でき、とても元気が出ました。」

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織茂さんの趣味を反映、アメリカンテイストを軸にしたクルマやバイクに関するアイテムが目に付く。不肖私、GAOニシカワ制作のイラストも飾られており、フリーペーパー「オンザロードマガジン」も設置いただいている。

ハンバーガーへのこだわり

ビッグママカフェの看板メニューであるハンバーガー。その作り方はすべて織茂さんの自己流だ。

「当初パティはひき肉を買って作っていましたが、その後牛ブロック肉を自分で挽いて成形するようになり、現在まで続けています。バンズも自分でこねて焼いてみたりしながら、工夫して作り出したレシピをもとに、信頼できるパン屋さんに焼いてもらっています。」

そしてもうひとつ、美味しいハンバーガーを作るときに重視しているのがバランスだ。

「カクテルのレシピと同じで、いろいろ入れ過ぎると入っているものの味がわからなくなってしまうのです。パティとバンズ、どちらかが目立ってもダメだし、積み上げ過ぎて食べにくいのもNG。素材が同時に口に入るぐらいが理想なのです。ケチャップなどを足さなくてもいいように、味付けにももだわっています。」

食欲をそそる香りとともに、揚げたてのフレンチフライがたっぷり添えられた華やかな皿がテーブルに届くと、いつも思わず声が出てしまうのだった。

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開店以来進化を続けながら、ビッグママカフェの看板メニューであり続けているハンバーガー。新鮮な野菜やたっぷりのフレンチフライとともに大きなお皿に載せて提供されるカラフルなハンバーガー、お味はもちろん極上。

愛車も店も、時の経過を楽しみながら

「もともとバイクやクルマを磨くのが好きでした。シュアラスターの固形ワックスで愛車をピカピカにする楽しさは格別です。

一方、時の経過とともにいい感じでヤレていく旧いバイクやクルマの雰囲気ある佇まいもカッコいいと思っています。キズすらも思い出であり、歴史になる。『古ぼけて汚ない』のと『年季が入っている』のとは違うんじゃないかと。

長く乗られてきたバイクの傷やペイントのヒビ割れにも価値がある。新車のようにパッとお金で買えるものじゃない、時間の経過が生み出す価値なのです。

ボロいなりに綺麗、旧いなりにカッコいい、そんな感じがいい。

開店から20年以上が経つビッグママカフェにも通じることかも知れませんが、旧いモノを大切にしながらずっと付き合っていきたいなと思うようになりました。」

そんな織茂さんが今大切にしている愛車は、ノーマルの外装を取り去って自分でカスタマイズしたちょっと旧いホンダのスーパーカブ、そして80年代のカワサキZ750スペクターだ。

「私見ですが、スーパーカブってヤレていてもカッコいい。旧いカワサキも年季が入ることで渋く見えるところなどは、ハーレーにも通じると思うのです。どちらも比較的部品が手に入りやすい、これも重要なポイントだと思います。」

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織茂さんの現在の愛車たち。上は自らの手で外装をストリップ、スポーティにカスタマイズされたスーパーカブ。ゼッケンプレートの045は横浜の市外局番にちなむ。

下はもはやレアな存在と言えそうなカワサキ製のZ750スペクター。織茂さんが自ら赤くペイントしたというバンス&ハインズ製のマフラーと、フロントのビキニカウルはノンオリジナル。

これまで複数台のハーレーのほか、大好きな映画「トップガン」でトム・クルーズが乗っていたニンジャも所有していたというカワサキ好きでもある。

磨くことで深みが増すゼロフィニッシュ

楽しそうにカワサキを磨きはじめた織茂さんは、ゼロフィニッシュを手にその使い心地についても話してくれた。

「今まで使ってきたケミカルよりも、拭き上げが軽くてベタベタしない。年季が入ったカワサキの外装に使っても明らかにツヤ感が違っていい雰囲気になる。ピカピカになり過ぎずに深みが増していい感じなりますね。」

店の前や店内でバイクを磨くことも多い織茂さんゆえ、手軽に磨けて匂いが気にならないのもゼロフィニッシュのアドバンテージだと言う。

「旧いバイクって、汚れていると興味のない人には『ただのボロくて汚ないバイク』にしか見えない。だから開店前、そして乗る前にも、気になるホコリや汚れをゼロフィニッシュで軽く拭き上げてやるのです。そうすることで、渋くてカッコいい佇まいになる。」

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新車時からのオリジナルペイント、光沢のあるタンクをゼロフィニッシュで磨く。

「大掛かりなカスタムなどされていない旧いバイクも、綺麗に磨いてやれば年季が入ってカッコいい存在になりますからね!」
と織茂さん。

いろいろな部分に使える手軽さもマル!

素材ごとにいろいろなケミカルが存在する中で、いろいろな部分に幅広く使えるのもゼロフィニッシュの魅力だと織茂さんは語る。

「艶のあるペイントが施されたタンク、樹脂製のサイドカバーやビキニカウル、つや消しに塗られたフロンドフォークなど、異なる素材、仕上げが施されたところをこれ一本で手軽にケア、ガラスコーティングまでしてくれる。

耐熱性が高いということで、エンジンやマフラーなんかにもシミやムラなどを気にせずに使えてしまうというのも凄い!

艶が欲しいところはピカピカに、つや消し部分やあまりピカピカになって欲しくないところはほどよく深みのある仕上がりになる。

ゼロフィニッシュは、旧いバイクのオーナーにもオススメですね。」

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つや消しや半光沢にペイントされた部分もゼロフィニッシュを吹きかけて磨き上げる。

「高熱になるマフラーやエンジン部分まで含め、いろいろな場所に使えるのが便利ですね。」

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樹脂製のビキニカウルやウインドシールド、そしてヘルメットもゼロフィニッシュでピカピカに。

「表面の仕上げに関わらず、カラーの深みが増す拭き上がりがいいですね。」
と織茂さん。

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自らの手でカスタマイズしたスーパーカブの、ちょっとヤレた銀色の車体、クロームのホイールリムやマフラーもゼロフィニッシュを使って磨く。

無理なく、楽しく、やり続けること

織茂さんは、ビッグママカフェの経営のほか数年前からバイクの販売も手がけている。自身が好きなバイク、欲しいバイクを仕入れ、時には店内に置いて手頃な価格で販売しているのだ。

「飲食店とかバイク屋だとかの肩書きにとらわれることなく、何をするにしても自分が楽しんでいないとダメだと思うのです。

ビッグママカフェを開店して20年以上になりますが、正直なところ『いい時』なんてそんなにありませんでした。それでも皆さんのおかげで続けることができている。

若かった日に、カッコいいバイクやクルマに乗っている先輩たちに憧れたように、他人に『カッコいい!』と思ってもらえるようなライフスタイルを送りたいですね。それには無理なく楽しみながら、やり続けることですね。」

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頻繁にデザインが刷新され、新しい趣向のハンバーガーやお料理が加わるこだわりのメニューも織茂さん自身が制作している。

ビッグママカフェにはオリジナルブレンド・コーヒーもある。

今回取材時は時間の関係でチーズバーガーをテイクアウト、出来上がって40分ほど経ってからいただいたが、しっかりした食感のオリジナルバンズのお陰もあってか、お店で食べるのと変わらない美味しさだった。

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開店から22年、こだわりのお店作り、ハンバーガーを中心とした美味しいメニュー、そして店主である織茂さんの人柄によってたくさんのファンに愛され続けているビッグママカフェ。

「自分自身が楽しみながら、そして支えてくださっている全ての人たちに感謝しながら、これからもやり続けていきたいと思っています。」

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取材協力

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ビッグママカフェ
神奈川県横浜市都筑区北山田2-4-20
TEL: 045-592-3331
オープン:19時~
定休日:月曜日
※営業時間についての詳細はお店にお問い合わせください。
http://www.bigmamacafe.yokohama

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