カーガイが認めたゼロフィニッシュVol.04
グランドフリート 伊藤和彦さん

No.1ライディングブーツ“ARIAT”(アリアット)とサンダル”OKABASHI”(オカバシ)。自身が惚れ込んだふたつのアメリカン・ブランドを、正規輸入元として日本に紹介している伊藤和彦さん。これまでに20台近い新旧のクルマを乗り継いできた生粋のカーガイであり、30年にわたりシュアラスターの固形ワックスを愛用しているという伊藤さんに、ゼロフィニッシュを使っていただいた。

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アメリカ製品に魅せられて

ホームタウンである名古屋の大学を卒業後、ジャーナリストを志して建築や自動車業界紙の記者として働いた。

「やりがいのある仕事でしたが、毎日寝る間を惜しんで働かなければならないほどその現場はタフでした。一方で休日はカヌーや釣り、キャンプなどのアウトドアアクティビティを楽しみながら自然と触れ合い、その素晴らしさに魅了されていきました。働き過ぎで体調を崩してしまったことを機に、思い切ってアウトドア業界への転身を決意したのです。」と伊藤さんは当時を振り返る。製品の輸入・卸売を手がける新しい職場で取り扱うのは、もっぱらアメリカ生まれのブーツやアウトドア用品。渡米する機会が増え、おおらかな大陸の文化をリアルに体感、その土地からしか生まれ得ないアメリカ製品の魅力に心酔する。

ある時アメリカで”OKABASHI”(オカバシ)という日本的な名前のサンダルと出会い、ユニークなフィロソフィーや製品に衝撃を受ける。

「独立したいと思い始めていたタイミングだったこともあり、このブランドを自らの手で日本に紹介しようと考えたのですが、資金の心配がありました。そこで日本での商標登録だけは自分でして、出資してくれるパートナーとともに輸入販売をスタートしました。2012年のことです。」これを足がかりに、2017年に自らの会社『グランドフリート』を立ち上げ、”ARIAT”(アリアット)ブランドのブーツ、シューズの輸入元にもなり、現在に至る。

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伊藤さんのガレージには、愛用するブーツやスニーカーのほか、これまでに商材として扱ってきた各種シューズがコレクションとして大切に保管されていた。

アリアットとの運命的な出会い

いわゆるビーチサンダルのカテゴリーでありながら、米国カイロプラクティック協会も認定する優れた履き心地を誇り、リサイクル素材を採用するなど環境にも配慮したオカバシ。そして1993年創業というまだ若いブランドながら、ライディング(乗馬)ブーツのカテゴリーで全米No.1の座に君臨、乗馬やウエスタンをはじめワークブーツやタウンユースのシティコレクションなど幅広いシューズのラインナップをもつアリアット。この二つを輸入元の立場でアウトドアやカジュアルのマーケットに紹介している伊藤さんは、特にこだわりがあるというブーツについてお話ししてくれた。

「初めてブーツを買ったのは高校生の頃、確か4〜5,000円ほどのウエスタンブーツでした。ブーツに対して『大人が履くもの』というイメージが僕の中にあり、安いブーツを履きながら、『いつかもっといいブーツを手に入れてやる!』と思っていました。」

その後アウトドア業界に足を踏み入れ、ビジネスとして長年にわたりブーツと付き合ってきた伊藤さんだったが、ウエスタンブーツを扱うことはなかった。

「だから自分の会社を立ち上げたタイミングで出会ったアリアットが、乗馬とウエスタンブーツのメーカーだと知って、運命のようなものを感じました。」

知るほどに驚いたのはアリアットが作るブーツの先進性だという。

「僕がウエスタンブーツに対して抱いていたイメージは『オーセンティック』、言い換えれば『伝統的な製法で作られた昔ながらブーツ』というものでした。ところがアリアットのブーツはオーセンティックな外観を持ちながら、その構造は驚くほど先進的。足を入れてみたらスニーカーのように履き心地がいいのです。」

それゆえに、アリアットは数々の老舗ブーツブランドがひしめくアメリカにおいて、No.1ブランドになり得たのだと、伊藤さんは分析する。

「今も社長を務める創業者はとてもおだやかで魅力的な人物。彼女の人柄もアリアットを扱ってみたいと思った大きな要因です。」

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アリアットのブーツのラインナップはメンズ、レディース、キッズまでをカバー。高い知名度を誇る乗馬、ウエスタンカテゴリーのほか、ワークやショート丈のサイドゴア・ブーツ、タウンユースに最適なシティコレクションなど幅広いラインナップをもつ。

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アリアットのウエスタンブーツに足入れをしてみて驚くのは、履き心地の良さ、歩きやすさ、そして快適性だ。屈曲性能に優れたソール、通気性やフィット感に配慮したアッパー、足裏を包み込み歩行時の衝撃を緩和するカップインソール(中敷き)など、スポーツシューズに匹敵する機能性を伝統的なスタイルの中に組み込んだアリアットは、ブーツに革新をもたらしたのだ。伊藤さんがアリアットに惚れ込んだのも頷ける。

伊藤さん率いるグランドフリートは卸売りのほか、各種イベント出店や商業施設でのポップアップショップを通して、ブランドの世界観をプレゼンテーションしている。写真は2019年〜20年にかけて新宿に期間限定オープンしたアリアットショップ。

愛車をキレイにするのが休日の楽しみ

一時期モータージャーナリストを目指していたというほどクルマ好きの伊藤さんは、免許を取得してから現在までに20台近くを乗り継いできたというカーガイ。そのラインナップは空冷ビートル、AE86、カローラバン、ソアラ、ゴルフ2、スバルレオーネ、ジムニー、ランクル70、ランドローバーディスカバリー、フィアット・パンダ、レガシーなど、とても幅広い。

「節操ないように見えますが、サーフィンやスノーボード、キャンプなどその時々で夢中になっていたアクティビティが、そのままわかりやすく反映された結果のクルマ選びなのです。」と笑う。そして休日の楽しみのひとつは、愛車をキレイにすることであり続けているという。

「クルマに乗り始めた18の頃に、友達から紹介されて使い始めて以来30年、その仕上がりが気に入っていて、ずっとシュアラスターの固形ワックスを愛用しています。」そう話してくれた伊藤さん。会社を立ち上げ多忙な日々を送っている今でも、休日に半日をかけて、現在の愛車であり仕事のパートナーでもある1965年製のフォード・ファルコン・ワゴンを洗車、ワックスがけしているという。そんな伊藤さんに、シュアラスターのクリーナー&コーティングスプレー、ゼロフィニッシュを使って頂いた。

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横浜の輸入車専門店『T-WORKS』のホームページに載っていた、60年近く前にデトロイトで作られたワンボックス型のフォード・ファルコン・クラブワゴンに一目惚れしたのは昨年のこと。実車を確認しにいくと、ボディがしっかりしていて直6の大排気量エンジンを搭載しているものの、トランスミッションは3速マニュアル、パワーステアリングやエアコンもない。しかしメカいじりが得意な伊藤さんは迷わず購入を決意。現代車とは違い手間がかかる部分もあるが、ブーツを積んで仕事にも使っている。

1965年にラインオフした当時のオリジナルペイントは、年式なりに細かな傷があるものの、色あせもなく非常にいいコンディション。伊藤さんは鮮やかなブルーのボディに、ゼロフィニッシュをスプレーする。「さっと拭き取れて、ムラにならないですね。深い傷や立体的なエンブレムわまりの凹部分は、ケミカルが残ると白くなってしまう。除去するのに手間と時間がかかります。ゼロフィニッシュはその心配がないのもいい!」

サイドミラー、ホイールキャップ、バンパーなどを順番にケアしてゆく。「セミグロス(半光沢)ペイントの部分はツヤが出過ぎないのが素晴らしい。これでガラスコーティングできるというのも助かります。」

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「気になっていた樹脂製テールレンズのくもりが簡単にツルツルになりますね。これはいい!!」ブラックのクロスは自分でカットしたスウェット生地。着古したTシャツやスウェットを使って愛車をケアするのが、伊藤さんの若い頃からの習慣なのだ。

トリムで覆われた現代車の内装とは違う、スチールむき出しのインテリアもこのクルマの魅力。「しかし、さすがに水洗い洗車はできません。クリーニングとツヤ出しが同時にできてしまうゼロフィニッシュは、こんな場所にもピッタリですね!」と言いながらドアの内側やダッシュパネルを丁寧にケアする。

バイクは若い頃にスズキ・ハスラーに乗って以降しばらく間があいて、久しぶりに手に入れたのがホンダのGB400TT。その次に愛車として迎えたのが2008年に新車で購入したハーレーダビッドソン・ロードキング。「ガレージ保管でも、乗ろうと思った時にうっすらホコリをかぶっていることに気づきます。ゼロフィニッシュは、クロームの部分やリアのボックスなど目立つ部分が簡単にケアできるのがいいですね。」

「実はウインドシールドのケアに苦労していたのですが、ゼロフィニッシュはムラにならないし、簡単にピカピカになりますね!高温になるマフラーにまで施工できるなんて凄いなあ。こんなケミカルには今まで出会ったことがなかった。さすがシュアラスターですね!」と伊藤さんは感嘆の声をあげた。

愛車で出かける時のようにテンションが上がるスタイルを!

「乗馬やウエスタンの世界では高い知名度を誇るアリアットのブーツですが、それ以外のラインナップも高いデザイン性や履き心地の良さを備えており、とても魅力的なのです。特にウエスタンの流れを汲んだモデルや、シティコレクションは、いかにもアメリカらしい、そしてアリアットの拠点がある西海岸の洗練された雰囲気をもっています。」

本国では今や総合シューズブランドとして認知されており、女性や若者にも支持されるほど、名実ともに浸透しているのだという。

「日本では、長く続いているスニーカーブームの一方で、しっかりしたレザーのシューズやブーツが履きたいというニーズも高まっています。アリアットはオーセンティックなレザーシューズ、ブーツのスタイルと、スポーツシューズの履き心地を両立させている、数少ないブランドです。その魅力を丁寧に伝えていきたいと、日々活動しています。アメリカンスタイルが好きな方、バイクに乗っている方、ブーツを履いたことがないという方にも、是非試していただきたいですね。愛車に乗って出かける時のように、履くとテンションが上がるようなオシャレでカッコいいアリアット・スタイルを、もっともっとアピールしていきます!」

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<プロフィール> 伊藤和彦さん
愛知県名古屋市出身。建築業界紙、自動車業界紙の記者を経て、スポーツ&アウトドア業界へ。様々な有名アメリカンブランドのブーツなどの輸入・オリジナル商品の企画・営業などを手掛ける。2017年に独立。アメリカ生まれのブーツ、シューズブランド”ARIAT”、サンダルブランド”OKABASHI”の日本総輸入元『グランドフリート』の代表。趣味はアウトドア全般。そしてクルマとバイク。

取材協力:株式会社グランドフリート

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ブーツ、シューズブランド”ARIAT”、サンダルブランド”OKABASHI”の日本総輸入元。乗馬やアウトドアなどのフィールドにMADE IN USAの良質な製品を供給している。

株式会社グランドフリート
東京都荒川区東日暮里2−9−5 KARASAWAビル1F
TEL:03-6260-9748
https://ariat.co.jp

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