カーガイが認めたゼロフィニッシュVol.02
エージェント・オートモーティブ 川手理吉さん

国産ヴィンテージカーや、アメリカ車を軸足に、輸出入、カスタム・整備・修理・販売まで幅広くこなす、長野県茅野市の『エージェント・オートモーティブ』を訪ねた。

カーマニア、クルマ好きをカーガイ(Car Guy)と呼ぶ。まさに生まれながらのカーガイ、同店の代表である川手理吉さんに、エージェントのこと、そして最近使い始めたシュアラスターのゼロフィニッシュについてお話を聞いた。

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クルマに囲まれて生きてきた

「実家は長野県諏訪市、祖父の代からのクルマ屋です。母方の親戚も東京でクルマ屋をやっています。」

そんな環境で育った川手さんにとって、クルマは子供の頃からごくごく身近な存在だった。

「エンジンがおもちゃでした。学校から帰るとエンジンをバラバラにして組み立てたり、裏山で小さなバイクに乗って遊んだりもしていました。」

やがて友人たちもクルマやバイクに乗り始める。川手さんの素性を知る仲間たちの依頼でカスタムや整備、修理を手がけるようになり、ごく自然なカタチで2006年にエージェント・オートモーティブを始めることになった。当初は違う場所に店を構えていたが、手狭になって新たな物件を探していたところ、JR茅野駅にほど近い味噌屋の倉庫物件に巡りあった。坂道に沿って建つ一風変わった作りが気に入って移転してきたという現在の店舗は、MOONEYESの雑貨やアメリカなどから仕入れたアイテムなどを並べるショップスペースとオフィス、リフトを備え十分な広さをもつファクトリーがある。

「アメリカのクルマ文化が大好きで、実際に現地に行ってみると小さなカーショップでもTシャツや雑貨が当たり前のように売られている。自分の店もそんな風にしたくて、MOONEYESの正規ディーラーになろうと思いました。自分がいかに本気なのかを伝え続け、粘りに粘ってやがて商品を売らせてもらえるようになりました。」と川手さん。

古びた建物を生かしながら作り上げられたエージェントの個性的かつ魅力的な店内。バーカウンターやソファーを設置、クルマにまつわるオモチャや雑貨もいいアクセントになり、川手さんの大好きなアメリカや、得意とするスタイルが上手に表現されている。店舗の一角にはアメリカ西海岸発祥のホットロッドブランド、MOONEYESの商品がディスプレーされている。

クルマの楽しさを伝えるテーマパークに

あらためて川手さんのクルマ趣味を聞いてみると、国産車も輸入車も、旧いのも新しいのも、いろいろなクルマに興味があり乗ってきたし、クルマのことならばどんな相談にものっているという。取材当日にファクトリーのリフトで大掛かりな修理に取り掛かっていたのは高年式のフォルクスワーゲン製SUVだったし、店の近くに借りている広い駐車場には、日米欧のスポーツカー、セダン、SUV、ハッチバックから、ジムニーなど軽自動車まで、いろいろなクルマがストックされていた。

「メインで扱っているのはアメリカ車や国産旧車としており、趣味製の高い車両のカスタムやレストア、海外からの輸入・登録などもしています。しかしそれ以外のクルマも好きで、旧いポルシェでサーキットを走っていたこともありますし、海外の友人から相談を受けて日本製のスポーツカーを輸出してあげることもある。もちろんクルマ屋として『フツーのクルマ』の整備や修理、車検もやります。」という川手さん。

友人や馴染みのお客さんと楽しむための秘密の遊び場があると、川手さんが筆者を店の奥に案内してくれた。ショップスペースの真下、半地下にある広い部屋には、ラジコン用のオフロードコースが設置されていた。

「京商のミニッツ4×4を走らせるために手作りしたのです。今は使用を控えていますが、早くここで仲間とワイワイ楽みたいです。」

とてもマイペースに人生を楽しんでいるようにも見える川手さんには、今の時代を見渡した上での未来に対するしっかりとした考えがある。

「EVや自動運転が普及して、クルマは『生活の道具』と『趣味の乗り物』の違いがより鮮明になり、はっきり二極化していくのだろうと思います。自分の役割はオモチャ屋みたいなもの、この店をクルマ文化の楽しさを後世に伝えるテーマパークみたいな場所にしていきたいと思っています。」

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川手さんが手がけたクルマたちのほんの一部。店を始めるより前に自分で修理・カスタムして気に入って乗っていたのは、『クジラ』と呼ばれた時代の左ハンドルのクラウンワゴン。「手放したのですが、エンジンだけが手元に戻ってきました。」と笑う。「ショーにエントリーするために一ヶ月で仕上げました。」というのは1962年式のフォルクスワーゲンビートルをベースにしたホットロッド。1968年式のマスタングBOSS429は、お客様のために輸入から登録、メンテナンスまでを担当。シボレーC1500ピックアップトラックは川手さんの愛車。大きな物を運んだり、自転車やバイクを載せるのにも重宝しているという。

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カスタムカーはもちろん、レースカーにも造詣が深い川手さんのオフィスには、DATSUN(日産)車でアメリカのツーリングカーレースを席巻したEREレーシングのポスターが。旧いバイクも大好きで、整備やカスタムを手がけることもあるそう。店にはレアなマシンが複数置かれている。写真下は手作りのラジコンコースが設置された秘密の遊び場。

ケンメリをゼロフィニッシュで磨く

シュアラスターの固形カルナバワックスは以前から知っていたし使っていたという川手さん。地元クルマ業界の先輩であるTm.DEPOの岩波さんからの勧めで最近使い始めたというゼロフィニッシュについて聞いた。

「まず水がなくても手軽にクリーニングできるのがいいですね。ボディの塗装面だけじゃなく、クロームメッキやつや消し部分、樹脂パーツなど、場所を選ばずに使えるのも便利だし、熱に強いというのも凄い。」

そう言いながら実際に磨いてくれたのは、ボディサイドに走る独特のサーフラインが美しい1975年式の名車『ケンメリ』、日産スカイラインGTだ。

「20代前半に手に入れたときはボロボロで、サーフラインも凹んだりしてワケがわからない状態でした。それから20年の間にボディからエンジン足回りまで全て自分で仕上げました。」という一台はエンジンも快調でミントコンディションといえる状態だ。

ボディやオーバーフェンダー、つや消しのドアミラー、アルミホイール、エンジンルームまで丁寧に磨いていく川手さん。

「キャブに付けているドライカーボン製のファンネルもいいツヤに仕上がりますね!」とご満悦だ。

昭和のGTカーらしいディテールを演出しているオーバーフェンダーや、つや消しのビタローニ製ドアミラー、ディープリムの特注アルミホイールなどを丁寧に磨く。「場所や仕上げを問わず手軽に使えるのがいいですね!」と川手さん。

ボンネットを磨いたあとは、エンジンルームを覗き込み、黒く塗装された内壁を磨く。「お、ドライカーボンのファンネルもいい感じのツヤが出ますね。熱に強いからエンジンルームやマフラーも磨ける。

いろいろなところに使えるのがいい

ケンメリを磨き終えると、キャンプにも乗ってゆくという普段使いの愛車、リンカーン・ナビゲーターも磨いてみることに。メタリックブラックの大柄なボディ、樹脂製の大きなヘッドライトやドアミラー、つや消しブラックのアルミホイールを順番に磨きながら、川手さんは言った。

「ゼロフィニッシュは樹脂部分にもいいですね!塗装されてツヤがある場所はピカピカに、そうでないところはシットリとしたいいツヤ感になる。」

そう言いながら、リアゲートを開けて、キャンプ道具などが積まれたラゲッジスペースの樹脂部分を磨く。

ゼロフィニッシュの缶を手にファクトリーの中を見回し、入庫していたマスタングのBOSS427や、かつての愛車クジラクラウンに積まれていたエンジンの、美しくリペイントされたブロックも磨いていった。

「いろんなところに使えますね。今度はバイクやキャンプ道具も磨いてみよう!自転車のフレームにも良さそうですよね。」と楽しそうに言った。

「黒いボディはホコリや汚れが目立つんですよね。」と言いながらリンカーン・ナビゲーターの大きな車体をゼロフィニッシュで磨いてゆく。ヘッドライトのカバーやドアミラー周り、内装など、樹脂部分のシットリした仕上がり具合がいいとしきりに感心していた。

お客様のマスタングBOSS427のリア周りをゼロフィニッシュで磨く。立体的なテールレンズもクロームのリムもツヤツヤ、ピカピカに。新たにゴールドにペイントされたエンジンブロックはかつての愛車、クジラクラウンに積まれていたもの。「熱くなる場所もOKのゼロフィニッシュだから、安心して使えますね。」と川手さん。

海外のCarGuysとも交流を深めたい

縁あって数年前からドバイやサウジアラビアなど、中東アラブエリアのクルマ好きたちと交流するようになり、実際に彼の地のカーショーなどにも足を運ぶ機会に恵まれたという川手さん。

「あっちでは今まさに若い連中がクルマに夢中になっているのです。その熱狂ぶりはさながら昭和の日本のよう。今の日本や欧米にはない活気、パワーを感じることができます。彼らは日本のクルマ文化をリスペクトしてくれ、またとても誠実です。クルマ屋をやっている自分に親切にしてくれ、彼らからクルマを買ったり、彼らの求めに応じてクルマやパーツを送ってあげることもあります。今は旅すること、行き来することができませんが、電話やメールで毎日のように情報交換をしています。この状況が改善したらまた彼らに会いに行きたいし、どんどん盛んになっているカスタムやチューニングの今を体感しに、現地のカーショーなどにも足を運びたい。いろいろな国のクルマ好きと交流を深め、もっと双方のいいところをシェアしたいと思っています!」

海外のCarGuysと交流を深め、どんどんパワフルになっていく川手さんとエージェント・オートモティブのこれからにも注目してゆきたい。

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ファクトリーの前でケンメリとゼロフィニッシュとのスリーショット。「ゼロフィニッシュはクルマを手軽にクリーニングできてガラスコーティングまでしてくれる。是非とも仲間やお客さんにも薦めてみようと思います!」と川手さんは笑顔を見せてくれた。

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<プロフィール> 川手理吉さん
長野県茅野市の「エージェント・オートモーティブ」代表。クルマ屋の家に生まれ育った根っからのカーガイ。バイクにも造詣が深く、一番好きなのは水冷2サイクルのスズキGT750。最近は一人キャンプを気ままに楽しんでいるとか。海外にもアンテナを張っており、今注目しているのは若者のクルマ熱が高い中東のクルマ事情だという。

取材協力:エージェント・オートモーティブ

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アメリカ車と国産旧車のカスタムやレストア、販売を軸足に、あらゆるクルマの整備、修理、車検に対応。車両の輸出入も得意としており、新旧問わずレアなクルマも積極的に扱っている。エージェントと川手さんの日々のできごとの他、さまざまなクルマやバイクが登場するInstagram“agent_automotive”、Facebook“AGENT-AUTOMOTIVE”にも注目だ。

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