カーガイ（Car Guy）。アメリカではクルマ好き、カーマニアのことをしばしばこう呼ぶ。
ご自身が愛してやまない60系トヨタ・ランドクルーザーやDR30スカイラインを中心にラインナップする『ユーティリタス』代表の池谷祐一さんに、シュアラスター ゼロフィニッシュを使っていただいた。
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クルマ好きが嵩じて
「子供の頃の写真を見ると、全部ミニカーを握りしめている。それぐらい昔からクルマ好きで、好きが嵩じて学生の頃にクルマ屋を始めてしまいました。」という池谷さん。しかしそのラインナップは、当初からマニアックなわけではなかった。
「軽自動車からセダン、バン、トラックまで何でも扱いました。自分が好きなクルマ、趣味性の高い車種を前面に出すようになったのは途中からです。」
ユーティリタスは昔からのお客様、池谷さんのお友達やそのご家族など、必ずしもクルマが趣味ではないユーザーに向けて、いわゆる『フツーのクルマ』の取り扱いも行なっている。しかし、メインはあくまでランクル・ロクマルとスカイラインDR30を中心としたマニアックな車種の販売だ。店頭や雑誌、webでユーティリタスのラインナップを見て来店するお客様との、クルマ好き同士のやりとりが楽しい。国内外に自ら出向いてクルマを厳選して仕入れ、整備して磨いて、必要があればレストアして、お店に並べる。そんなプロセスも楽しんでいるようすが、ご本人のお話から伺える。
ユーティリタスの商談スペースは、ランクル、スカイラインのパーツの他、ミニカーやプラモデルなども飾られ、さながらホビーショップのよう。
池谷さんご自身の愛車は、どれもミントコンディション。写真は足回りがモディファイされ、ウインチを装備する右ハンドルのランクル・ロクマル。静岡の旧車イベントにエントリーした際のスナップだ。
取材日に店頭に並んでいたのはランクル（60系／80系）、スカイライン（DR30／HR30／R32 GT-R）の他、日産レパードやシルビア、トヨタAE86など、実にマニアック。
横浜で開催されているヴィンテージカーのショーイベント、ノスタルジック2デイズには毎年出展。池谷さんが手塩にかけたミントコンディションのクルマたちは、常に熱い視線を浴びる。写真中央は外観からエンジンまで見事に仕上げられた鉄仮面こと、スカイラインRSターボ。2018年出展時のスナップだ。
ロクマルとDR30の専門店として
スカイライン専門店としてすでに著名な存在だったユーティリタスが、より広く知られるようになるきっかけが、北米仕様・左ハンドルのランクル・ロクマルの逆輸入だった。
「自分でアメリカに行ってオーナーを訪ね、状態のいい車両だけを輸入して必要に応じてレストア施工、『アメリカン・ロクマルパッケージ』としてラインナップに加えると、今までとは違う層のお客様にご来店いただけるようになりました。もう20年ほど前で、当時はランクルが今ほど注目されるようになるとは思っていませんでした。」
2006年、往年のランクル40をオマージュしたスタイリングのFJクルーザーが北米でデビュー。それをいち早く逆輸入したことでも話題をふりまいた。
そして今、ユーティリタスはランクルとスカイラインを中心にしながら、新旧問わずマニアックなクルマをラインナップするユニークなショップとして、全国のCar Guysから注目を浴びる存在となっているのだ。
池谷さん自らが北米でコンディションのいいランクルを買い付け、ディテーリングを施し、ホワイトウォールタイヤをインストールして仕上げた「アメリカン・ロクマルパッケージ」。（写真提供：ユーティリタス）
トヨタのFJクルーザーは、北米で発売が開始された直後から逆輸入を手がけた。イラストは池谷さんの愛車をモチーフに筆者が描いたイラストで、ユーティリタスの名刺にも印刷されている。
本格的に磨くならシュアラスター
若い頃は、暇さえあればバイクやクルマをいじっていたという池谷さん。シュアラスターとの出会いはクルマの販売を始めるよりも前だったという。「洗車が日課で、ワックスもいろいろ試しました。中でもノビの良さ、仕上がった時のツヤと輝きの素晴らしさが他のどれとも違う天然カルナバ配合のシュアラスター 『インペリアル・ブライトマスター』を愛用していました。」以来、『本格的に磨くならシュアラスター』というほど、シュアラスターというブランドに高い信頼を寄せているという。
そんな池谷さんに、塗装面だけでなく樹脂や金属部分にも使え、ガラスコーティングまでしてくれるスプレー式クリーナー、「ゼロフィニッシュ」を使っていただいた。
北米仕様逆輸入、ゴールドのランクル・ロクマルをシュアラスター・ゼロフィニッシュで磨く。「シュッとスプレーして軽く拭き上げるだけでガラスコーティングまでできてしまうのがいいですね。」と池谷さん。
「ドアミラーやフロント周りの樹脂の無塗装部分や樹脂メッキ、鉄ホイールのクロームメッキなど、テクスチャーが異なる様々な部分もゼロフィニッシュ一本で磨けてしまう手軽さがいい！」
TOYOTA LAND CRUISERのエンブレムもピカピカに。
樹脂製のテールレンズやマーカー、バンパーエンドも、クロームメッキ仕上げのリアバンパーもすべてゼロフィニッシュで磨いてゆく。
信頼感はそのまま、手軽なゼロフィニッシュ
インペリアル・ブライトマスターを使っていた頃からのシュアラスターに対して絶対的な信頼感をもつ池谷さんに、ゼロフィニッシュの使い心地を総括していただいた。
「ゼロフィニッシュは、使い方が簡単で拭き取りも楽なのに、手軽にホコリや汚れが落ちてツヤが出る。若い頃のように自由になる時間が取れず、頻繁には愛車を磨いてやれないのですが、そんな僕にとってもゼロフィニッシュはとてもいい製品だと感じました。」
いうまでもなくユーティリタスのお客様はクルマ好きで、愛車を大切にしている方が多く、『濡らしたくないから雨の日は乗らない！』という筋金入りもいらっしゃるという。ゼロフィニッシュは、そんなクルマ好きにオススメできる、シュアラスターの名に相応しい商品だと、池谷さんは言う。
展示場に設置されているガレージ内で大切に保管されていた、北米日産の240SXコンバーチブル。そのの真っ赤なボディや、カリフォルニアのライセンスプレートを丁寧に磨く池谷さん。
丁寧に仕上げた良質なクルマを届けたい
クルマ好きゆえに整備やレストア、ディテーリングをやりはじめると、「もっと、もっと！」となってしまって、気づけばもの凄く手間と時間をかけてしまうこともあるという池谷さん。しかし、仕上がったクルマの外観、ピカピカのエンジンルームを見たお客様の驚いた様子、笑顔を見るのが嬉しいと話す。
「近頃、旧いクルマに対する価値が見直されている。これはとてもいいことだと思っています。ユーティリタスが得意とする趣味性の高い車種も『ただの中古車』ではない価値が認められるようになりました。僕は骨董品が好きなわけではありません。クルマは運転して楽しむものだと思っています。だからお客様が愛車に長く乗りつづけられるよう、これまでと変わることなく丁寧に仕上げた良質なクルマをお届けしたい。それがユーティリタスの使命だと考えています。」
2019年のノスタルジック2デイズでも、隅々まで見事に仕上げたDR30スカイラインRSターボを出品。今や、80年代当時の新車価格の倍以上になるプライスタグが付くようになっている。
最近フルレストアした北米仕様の80系ランクルを拝見。外観はもちろん、インテリアからエンジンルームに至るまで新車と見まごう仕上がりに驚くばかり。もちろんその走りもスムースそのものだった。
<プロフィール> 池谷祐一さん
お客様の要望に合わせて必要とあれば北米へも足を運び、マニアックなクルマを日本のCar Guysに届けているユーティリタスの代表。休日はランクル・ロクマルやスカイラインRSターボなど自らの手で仕上げた愛車とともに過ごし、180SXでドリフトを楽しむ。「クルマ好きが嵩じてクルマ屋になった、典型的なクルマバカ」を自称。
取材協力：ユーティリタス
60系トヨタ・ランドクルーザー、DR30スカイライン専門店として全国にその名を知られるショップ。他にも池谷さんの好みと目利きで国内外から買い付けたFJクルーザーや80系ランクル、日産シルビア、180SX、240SXなどをラインナップ。修理・整備・レストアに関するノウハウも豊富だ。充実した内容のweb、SNSも必見！
ユーティリタス
東京都小金井市貫井南町1-5-22
TEL: 042-384-7700
定休日：毎週火曜日
http://www.utilitas.co.jp/
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商品詳細はこちら
★ゼロフィニッシュ
★マイクロファイバークロス
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クルマ、バイクのフィールドを中心に活躍するイラストレーター、クリエーター。アメリカ大陸横断や「ルート66」全行程をバイクで走破。旅をテーマにしたイラストを数多く制作・発表するかたわら、 雑誌・WEB・広告など、様々なメディアにコンテンツを提供。バイクやクルマを軸にしたライフスタイル・フリーペーパー『オンザロードマガジン』の発行人・編集長も務める。
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