モーターサイクルと生きる男たちが認めたゼロフィニッシュVol.15
チーズ&オリーブ 長谷見芳男さん

メカ好きが嵩じて、カリフォルニアのUSヨシムラにパーツマネージャーとして勤務。現地で食べたボリュームたっぷりのサンドウィッチに刺激をうけ、「帰国したらアメリカンスタイルの飲食店をやろう!」と決めた。帰国後、修行期間を経て東京西部、福生(ふっさ)の地にサンドウィッチレストラン『チーズ&オリーブ』を創業。この店のオーナーにして、根っからのモーターサイクル・フリーク、長谷見芳男さんを訪ね、お店のこと、モーターサイクルに対する思い、そして愛車のケアについてお話を聞いた。

surluster|シュアラスター|ゼロフィニッシュ|ライダースカフェ|チーズアンドオリーブ|東京都福生市

目指したスタイルを具現化

アメリカ空軍の横田基地を中心に異国情緒が漂う街、福生。今回お邪魔した『チーズ&オリーブ』は、福生駅からも至近の新奥多摩街道沿いにある。てっぺんに風見鶏がセットされた大きな三角屋根と黄色い壁、そして心惹かれる赤いネオンサイン。ドアを開けると、パンや食材が焼ける香ばしい匂いとともにウッディーな空間が迎えてくれる。店主の長谷見さんは創業以来、自らの手でサンドウィッチを作り続けている。

若い頃アメリカで生活する中で、現地の食文化に刺激を受けた長谷見さんは、帰国後、当時東京にも進出していたアメリカのファストフードチェーン『A&W』や、代官山の『トムスサンドウィッチ』(2019年に惜しまれつつ閉店)で修行後、生まれ育った青梅にほど近いこの場所にチーズ&オリーブをオープンした。
同店の定番、看板メニューと言える分厚いパン3段重ねのクラブハウスをはじめ、どれもボリュームたっぷり。長谷見さんが目指したアメリカンスタイルを具現化したサンドウィッチを堪能することができる。

surluster|シュアラスター|ゼロフィニッシュ|ライダースカフェ|チーズアンドオリーブ|東京都福生市|店内

ウッディーで居心地がいい店内にはカントリーミュージックが流れる。壁に大量にピンナップされているのは店を訪れた顧客の名刺。モーターサイクルやクルマにまつわる雑誌や写真、イラスト、ミニカーなど、随所に店主の趣味趣向が見て取れる。アメリカンダイナーでは定番の大きな鉄板が設置されたキッチンが長谷見さんの仕事場。

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自慢のサンドウィッチは、材料調達から調理、盛り付けまですべて長谷見さん自身の手による。おすすめメニューのひとつ、クラブハウスサンドウィッチはパン3段重ねでボリューム満点。

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メニューの中にはモチなど、長谷見さんが趣向を凝らした和風テイストのサンドウィッチも。取材に訪れた日のスペシャルは、ポテト&味噌(上の写真左下)。これまた美味!

乗り物好きが集まる店

地元の常連客はもちろん、アメリカでの生活経験がある店主がいることから、米軍関係者も食事に訪れるチーズ&オリーブ。ドライブやツーリングに適した周辺環境や広めの駐車スペースの存在からモーターサイクルやクルマ好きにも人気。そもそも店主自身がコアな”Wheel Junkie”であり、レース関係者も訪れるお店なのである。

二人の兄上の影響で、若い頃からいろいろなモーターサイクルに乗ってきた長谷見さん。思い出深い車両は?と質問してみると「ホンダのCB160、CR110、トーハツ・ランペット、それから兄貴に借りて乗っていたCB750のK0もよかったなあ。」と往年の名車がいろいろ出てくる。USヨシムラに勤務することになったのも、学生時代から兄上とともに日本のヨシムラに出入りしていたことがキッカケ。ちなみに2番目の兄上はモーターサイクルレースを経て、国内外の四輪レーストップカテゴリーで大活躍した長谷見昌弘さん。そんな縁もあって、チーズ&オリーブの名前はレースや乗り物業界にも知られる存在なのである。

店先に置かれたホンダのGB250クラブマンは長谷見さんが手塩にかけてカスタムした愛車で、店主のプロフィールを体現する看板でもある。

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いつも店先のカバードポーチに停められているのは、長谷見さんの愛車、ホンダGB250クラブマン。

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タンクには「チーズ&オリーブ」の他に、「ヨシムラ」や兄上のレーシングチーム「ハセミモータースポーツ」のロゴが貼られている。

ゼロフィニッシュは自分にピッタリ!

愛車GB250について長谷見さんに聞いた。「10年以上かけて少しずつ仕上げたんだ。ホイールは前後17インチにして、自分の身体のサイズにあわせて乗りやすくした。タンクはブルックランズのGB用をモディファイ、シートカウルはキジマの汎用品を加工して付けた。クロームのバッテリーケースはSR用。ホームセンターで売ってるようなものも流用して、基本的に自分でカスタムしているんだ。乗るのも好きだけど、いじるのが一番好きだね。」

そんな長谷見さんだが、愛車のケアについてはモノグサだという。「よほど汚れていない限り、洗車はしない。時間かけて磨くのは面倒だなあと思ってしまう。」

それだけに、最近手に入れたシュアラスターの『ゼロフィニッシュ』は、「モノグサな自分にもピッタリの商品だね!本当に簡単にキレイになる。」とお気に入りのようすだ。

ゼロフィニッシュを手に樹脂製のカウルとウインドシールド、カーボン調のフロントフェンダー、フューエルタンクを順番に磨いてゆく。「ホコリとりから艶出し、ガラスコーティングまでできちゃうんだから、これはいいよね!」と楽しそうだ。

「高温になるところにも使えるんだから驚くね。」と、ツヤ消しのマフラー、エンジン周りにゼロフィニッシュをスプレーして拭き上げていく。クロームメッキのバッテリーカバーやシートカウル、テールランプなど素材や仕上げを気にせずに磨けるところも気に入っているという。「これはお客さんにも薦めたいね。」と笑顔で言った。

ディスプレーしたカスタム車にも

チーズ&オリーブにはGB250の他にもう一台、1960年代のSC90のロードレーサーがある。モーターサイクル用のカスタムシートメーカーとして名をはせる『K&H』がかつて生み出した貴重なカスタム車両だ。「常連のお客さんから譲り受け、ライトやウインドシールドを追加して街乗りできるようにしたんだ。逆チェンジ(チェンジペダルの位置が通常と逆)だったり、かなりの前傾姿勢で長く乗っていられなくて、今は店のディスプレイになっているんだ。」そのSC90のグリーンの車体も、長谷見さんはゼロフィニッシュで磨きはじめた。ヘルメットのシールドを流用して作ったという樹脂製のウインドシールドや、FRPで成形され美しくペイントされた外装をマイクロファイバークロスで磨いてゆくと、室内の明かりでもツヤ感が増していくのがよくわかる。「イヤな匂いがしないから、店の中で使うのにもいいね。」と楽しそうだ。

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店内に鎮座するカスタムされたSC90は、小さいけれど存在感抜群。うっすらと埃をかぶっってしまっていた車体をゼロフィニッシュで磨く。

タンクに入る”KIICHI&HIROSHI”の文字はK&Hの創始者の名前。美しいライトグリーンの外装が、ゼロフィニッシュで磨き上げることで艶やかさを増してゆく。

ずっと変わらない最高のサンドウィッチ

ここで筆者のお話を少々。大学時代、友人が「カッコいい店を見つけたんだ!」とチーズ&オリーブを紹介してくれたのは80年代中頃だった。だから長谷見さんと僕の付き合いは35年を越える。お客の注文が立て込んでいる時は、空席があっても「一時間以上お待たせしちゃいますよ!」とぶっきらぼうに答え、テイクアウトの希望にも「30分以内に召し上がれないようなら、味が落ちるからオススメしません!」と断ってしまう。そんなお客さんとのやりとりを何度となく目撃、「もうちょっとうまく対応すればいいのに…」と思った。やがて長谷見さんと親しくなってわかってきたのは、それが「居心地のいい空間で自分が作った最高のサンドウィッチを食べてもらいたい!」という思いに裏打ちされた、プロとしてのプライドのあらわれなのだということ。

手間ヒマを惜しまず丁寧に作られたサンドウィッチがテーブルに運ばれてくる。焼きたてのパンの香りが鼻腔をくすぐる。大きな口を開けてそれを頬張れば、ボリュームたっぷりな食感と味わいに思わず笑顔になる。一度食べたら病みつきになる最高のサンドウィッチを求め、これからも僕は福生の街を訪ねるだろう。

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チーズ&オリーブの看板メニューのひとつ、クラブハウスサンドウィッチ。昔から変わらないボリュームと美味しさが、皆をこの店に向かわせるのだ。

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<プロフィール> 長谷見芳男さん
東京都青梅市出身。カリフォルニアのUSヨシムラ勤務の後、都内の飲食店での修行を経て、1977年にアメリカンスタイルのサンドウィッチレストラン『チーズ&オリーブ』をオープン。
長谷見さん自身は若い頃からのモーターサイクル、クルマ好き。休日は山歩きを楽しむアクティブ派である。

取材協力:チーズ&オリーブ

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東京西部、福生にあるサンドウィッチレストラン。店名はカリフォルニアのヴェニスビーチにあったカフェレストランに由来。オープン当時から変わることがないサンドウィッチは、厚めにスライスしたイギリスパンを1枚ずつ鉄板で焼き、調理した具をフレッシュな野菜とともに挟むスタイル。すべて長谷見さんの手によるオリジナルだ。

チーズ&オリーブ
東京都福生市加美平3-7-11
tel:042-552-2315

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