
モーターサイクルと生きる男たちが認めたゼロフィニッシュ Vol.04 Double Roxer Shop & Cafe Diner(ダブルロクサー・ショップ&カフェ・ダイナー) 田崎隆史さん
ルート66にまつわる雑貨とインディアンジュエリーをラインナップするショップ、そして極上のハンバーガーやホットドッグなど垂涎のメニューをラインナップするダイナーが一体になった、アメリカンな雰囲気満点の空間が、千葉・木更津にある。
店内にはゼロフィニッシュで磨きあげ光り輝くオーナーの愛車、ハーレーダビッドソンが鎮座する。

目次
アメリカへの憧れからお店をオープン
1999年に大好きだったアメリカン雑貨を輸入してネット販売するところからスタートしました。お土産として購入、プレゼントした友人や家族から好評だったインディアンジュエリーも商材に加え、東京の新小岩にお店をオープン。
当時から買い付けでアメリカに行っていたのですが、旅の途中で出会ったのがルート66でした。その独特の雰囲気に魅了されて歴史を紐解き、ルート66にまつわるグッズも輸入するようになります。
そうお話ししてくれたのは、『ダブルロクサー・ショップ&カフェ・ダイナー』のオーナー、田崎隆史さんだ。
2018年にこのお店をオープンするにあたり、以前からやってみたかったダイナーも併設することができました。ちなみにオープンの日、11月11日はアメリカで1926年にルート66が開通した日なのです。

店内には田崎さんがアメリカで買い付けたアイテムを中心にしたラインナップが満載。

ルート66グッズや雑貨、インディアンジュエリーなど田崎さんが惚れ込んだアメリカの魅力が凝縮された空間だ。

アメリカ好き垂涎、ダブルロクサー自慢のフードメニュー(上)。
奥様の徳子さんが手にするのはハンバーガーとホットドッグ。素材はもちろんソースやマヨネーズまで、可能な限り手作りしている。そのお味はもちろん絶品!
ルート66に魅せられて
店内を見回すとそこはさながら実際のルート66沿いにあるギフトショップ。
ちなみに『ダブルロクサー』は『ふたつの六』、ルート66の俗称であるダブルシックスにちなんだ、和洋折衷のネーミング。
渡米のたびに必ず走るほどルート66に夢中になってしまい、今ではアメリカン雑貨のお店というよりも、ルート66グッズの専門店になってしまいました。
と田崎さんは楽しそうに話す。
好きが高じて2015年6月6日には自らが発起人の一人となって
“ROUTE66 ASSOCIATION OF JAPAN”=「日本ルート66協会」を立ち上げ、事務局も務めているという。

お店のロゴはルート66サインをオマージュしながら田崎さん自らがデザインしたもの。愛車のオイルタンクには”ROUTE66 ASSOCIATION OF JAPAN”のステッカーが。
もうひとつのアメリカの象徴
田崎さんの愛車は新車から乗り続けているという1996年式のハーレーダビッドソン・ソフテイル。名機エボリューションエンジンを搭載、クロームが美しいスプリンガーフォークも印象的な一台だ。
若い頃に見た映画『イージーライダー』がアメリカ、そしてモーターサイクルへの憧れの原点。
劇中でピーター・フォンダ扮するキャプテンアメリカとデニス・ホッパーが演じたビリーもルート66を走っていたことは、実はあとから知ったのですが、運命を感じてしまいました。
一見するとハーレーも店内のディスプレイのようだが、天気のいい日には外に連れ出してツーリングにも出かけるという。だから田崎さんのハーレーはいつも絶好調なのだ。

店内に鎮座するのは田崎さんの長年の愛車、ハーレーダビッドソン・ソフテイル。休日にはツーリングにも出かける。
店の中でも使えるゼロフィニッシュ
店内で大切に保管されているハーレーはピカピカ。メンテナンスはもちろん、ディスプレイの役割も果たしている大切な存在ゆえ磨きにも気を遣っているのだ。
以前愛用していたケミカルは、磨けばとてもキレイになりましたが、その施工には手間も時間もかかっていました。
ゼロフィニッシュを使ってみると、まずその手軽さに驚きました。その上、仕上がりも十分以上で、ガラスコーティングまでできてしまう。
飛び散らないようにマイクロファイバークロスにスプレーしてやれば店内でも気軽に磨けるので、ありがたいですね。ケミカルにありがちな強い匂いがしないのも嬉しい点です。

ゼロフィニッシュでこまめに愛車を磨く。マイクロファイバークロスにスプレーして使えば店内でも飛び散りを気にせずに使える。
スプリンガーフォークをより美しく
田崎さんの愛車は歴代ラインナップの中でもひときわ華のある、ハーレーらしい一台。その魅力を支えているのが、ふんだんに使われているクロームのパーツたちだ。
特にフロントのスプリンガーフォークはこのモーターサイクルの顔であり最大の見せ場。オーナーとしては、いつもピカピカにしておきたいがゆえに最もメンテナンスに気を遣う部分だと言える。
スプリンガーに憧れて手に入れたのですが、形状が複雑で手入れが大変なのです。キレイに保つのもひと苦労でした。ゼロフィニッシュは手軽に使えるので、まめにクリーニングできる。
そう話しながら、クロームのコイルスプリングを愛おしそうに磨く。

愛車の見せ場であるスプリンガーフォークもゼロフィニッシュを使えばいつもピカピカに。
アップスウィープのマフラーにも
田崎さんの愛車には、映画『イージーライダー』でキャプテンアメリカのハーレー、パンヘッドのチョッパーにも装着されていたアップスウィープタイプのマフラーが奢られている。
その光り輝くクロームのサイレンサーも目をひくポイントだ。
耐熱性に優れているというゼロフィニッシュは、こんなところにも躊躇なく使うことができ、後からシミになったりしないのもいいですね。
他にもエンジンのヘッド周りやエアクリーナーカバー、オイルタンク、ホーンカバーなどのクロームパーツを、田崎さんはマイクロファイバークロスで楽しそうに磨く。
施工することでクロームの深みが増していくような感覚がある。磨きがいがありますね。
アメリカンイーグルが羽ばたくグラフィックがクールなタンクなど塗装面のケアにも、もちろんゼロフィニッシュが大活躍している。

アップスウィープ・マフラーをはじめ、光り輝くクロームのパーツ、そして塗装面のケアにも、ゼロフィニッシュが活躍している。

アメリカの魅力を丁寧に伝えたい
自身が魅了され続けているアメリカの文化の魅力を伝えていきたい、ここはそのためのスペースなのだと田崎さんは言う。
今後はインディアンジュエリーのラインナップをもっと充実させていきたいですね。でもこの店、ダブルロクサーはただモノを売るだけ、飲食を提供するだけではない、『アメリカンカルチャーやモーターサイクルが好き』、『ルート66に興味がある』といった、同じ趣味をもっている方たちとの出会いの場所でありたいと思っています。
取材時に頂いたハンバーガーは、バンズもパティも自家製。
ベーコンやハム、マヨネーズ、有機野菜から作ったトマトソースも、自分たちで作っています。カレーも香辛料から手作りしています。
こだわりは提供するフードにも貫かれているのだ。
ここで提供するのはすべて自分たちがいいと思うもの、食べたいと思うものなのです。
このお店の魅力の根底には、
効率が優先されがちな現代にあって、愛するカルチャーをアナログに丁寧に伝えている田崎さんの熱い思いが息づいているのだ。

提供するフードは「自分たちが食べたいもの」というコンセプトで素材から厳選、自家製にこだわる。

大きな身体に似合わない、温厚な人柄が魅力の田崎さん。
「自分が魅了されてきたアメリカン・カルチャー、そしてルート66の魅力を多くの人に知っていただきたい、そして共有したいと思っています。いいものを丁寧に伝えたい。ゼロフィニッシュもそのアイテムの一つです。」

Photo&Text by Gao Nishikawa(オンザロードマガジン 編集長)
取材協力

ダブルロクサー・ショップ&カフェ・ダイナー
千葉県木更津市金田東3-6-23
TEL: 0438-55-8456
月・火曜日定休(祝日の場合も)
営業時間はホームページをご参照 https://www.route66.tokyo
公式FaceBook / 公式Instagram / 公式Twitter
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クルマ、バイクのフィールドを中心に活躍するイラストレーター、クリエーター。アメリカ大陸横断や「ルート66」全行程をバイクで走破。旅をテーマにしたイラストを数多く制作・発表するかたわら、 雑誌・WEB・広告など、様々なメディアにコンテンツを提供。バイクやクルマを軸にしたライフスタイル・フリーペーパー『オンザロードマガジン』の発行人・編集長も務める。
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