プロが語るLOOPパワーショットの有効性とは(エンデューロ/モトクロス)
目次
エンデューロでLOOPパワーショットが有効な理由は?
ガソリン添加剤は、エンジン内部を洗浄し、燃焼を促進することでパワー感やレスポンスを向上させてくれるものです。LOOPパワーショットは高純度のPEAとPIBAが配合された洗浄成分が、エンジン内部の汚れやカーボンなどを除去し、コンディションを最適にしてくれます。
また特殊潤滑剤の効果として、ピストンなどの可動部がスムーズに動き、アクセルレスポンスが良くなるメリットもあります。
では、実際にエンデューロの場面でどう役立つのか、国内トップライダーとして活躍中の鈴木健二選手にテストしてもらい、その印象をお聞きしました。
鈴木 健二 選手
若年時からヤマハ期待のモトクロスIAライダーとして活躍し、トップランカーとして君臨。
現役引退後はヤマハワークスチームの監督をつとめ、渡辺学選手、小池田猛選手、釘村忠選手など、日本のエンデューロシーンを牽引するトップライダー達を指導する立場でもありました。
エンデューロに本格的に取り組んでからはJNCCなどのクロスカントリー、全日本エンデューロ選手権などのトップカテゴリーで幾度もタイトルを獲得するなど大活躍。さらに近年はG-NETなど、人気のハードエンデューロにも果敢に挑戦を続けています。
特にハードエンデューロには有効だと思います!
シュアラスター :
今回、YZ250FXにシュアラスターのLOOPパワーショットを投与して、「ウッズモータースポーツランドしもいち」のコースを走ってみた印象はいかがでしたか?
鈴木氏:
そうですね。すぐに何も入れていない状態との違いがわかりました。体感できるのは、レスポンスが軽くなり、アクセルのツキが良くなったことですね。
これは一般のライダーの方でもすぐ分かる違いです。
この反応の良さは、実戦で役立つ場面を考えると、セクション間のアクセルの反応の良さが必要なところに有効ですね。
例えば助走区間の少ないヒルクライムや、段差やステアケースなど、一発のアクセルのツキが欲しいハードエンデューロには最適ではないかと思います。
逆に、Gをかけて力強いトルクを発生させながら走る場面では、吹け上がりが早くなるので少し合わないかもしれません。
ですが、反応の良さを武器にする場面はかなり多いと思いますよ。
助走の勢いとトラクションが大事なヒルクライムは、エンデューロにはなくてならないセクション。LOOPパワーショット投入でアクセルのツキが増したことで、走りやすくなったそうです。
鈴木氏:
ハードエンデューロでは、助走区間が短い急坂を登らなくてはいけない場面が多々あります。ピックアップが良く軽量な2ストローク車が好まれる傾向がありますが、LOOPパワーショットを投入した4ストローク車も十分勝てるはずです。
セクションの練習やファンライドにもGOOD
シュアラスター:
ハードエンデューロ以外に、効果を感じられるシーンはありますか?
鈴木氏:
例えば日頃の練習にも良さそうですよ。
トライアル的なセクションの練習は、エンデューロでも必要ですし、一発のツキの良さを活かして、ステアケースや丸太超えにも有効。もちろん、先ほどお話ししたヒルクライムの助走の練習にもいいはずです。
こういったものは、「練習」と固く考えすぎず、セクションを使った遊びと捉えても楽しいと思います。いわばファンライドですよね。
元気の良いエンジンを、ぜひ楽しんで欲しいですね。
テストは2020年型YZ250FXで行いました。今季ハードエンデューロG-NETには、YZ250FXで参戦予定とのこと。
ガソリン13~20Lに対して1本を投入(ガソリン量の約0.4~0.6%)。いつでも簡単にできるチューニングと言えますね。と、鈴木氏
エンデューロ&クロスカントリーは燃料規制がない
MFJモトクロス(全日本モトクロス、地方選手権など)は燃料規定でガソリン以外の添加物の投入が不可ですが、MFJエンデューロでは規制がありません。
またJNCCやG-NETなどのエンデューロ、クロスカントリーレースのほとんどが規制がないので、安心してLOOPパワーショットを使用できます。
エンジンオイル、エンジンのマッピングなどと同様に、手軽にできるチューニングとして、LOOPパワーショットを試してみる価値は高いのでないでしょうか。
取材協力
奈良県吉野郡下市町新住239(平田自動車整備工場内)
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