• 汚れの対処法『鳥ふん・虫の死骸』
  • HOME
  • 汚れの対処法『鳥ふん・虫の死骸』

鳥のフン、虫の死がい

春から夏にかけて高速道路や山間部などを走行すると、虫の死がいがバンパーやボンネット、フロントウィンドウなどにこびりついて、洗車では落ちない場合があります。
虫の死骸は、シュウ酸カルシウム、タンパク質、多糖酸、蟻酸などの働きで、酸性クレーター(虫の種類や季節などによってはアルカリ性クレーター)、塗装クラックを引き起こします。

また、虫などを好んで食べる鳥のフンにも同様に注意が必要です。
例えコーティングやワックスをかけていても、鳥のフンを長期間塗装面に付着した状態にしておくと、酸性クレーター(エサによってはアルカリ性クレーター)や、塗装クラックなどの原因となり、塗装を傷める危険性があります。

塗装に侵食してシミになってしまうと除去するのが難しくなったり、放置されると修復ができなくなることもありますので、発見したら早急に取り除くようにしてください。
夏の炎天下やボンネットなどボディが熱くなっている状態だと、塗装の侵食が早まる危険性も考えられます。

※季節や虫の種類で、酸性だったりアルカリ性だったり様々あると言われております

鳥ふん・虫の死骸

対処法

鳥のフンや虫の死がいを見つけたら、ウェットティッシュなどで力をいれずに拭き取ってください。(水気が残ったら乾拭きしてください。)
その際、砂や昆虫のハネなどキズの原因になるものが付着している場合があるので注意してください。
付着してすぐであれば水ですすぐだけでも除去できる場合がありますが、強めの水で流したり、洗車を行っていただいても除去できない場合は、ティッシュなどにお湯を含ませて、汚れを湿らせてから拭き取ってください。
また、固着してしまったら爪などで無理に擦らず、高圧水で汚れをできるだけ除去してからクリーナーシャンプーとウォッシングスポンジゴムの面で洗車したり、ゼロクリーナーを使って除去してください。

※クリーナーシャンプーやゼロクリーナーは弱アルカリ性でタンパク質汚れを分解しやすい性質を持ちます。

時間をおくと除去しにくくなることと、塗装にダメージを与えてしまい、酸化が進むと塗装が傷み変色する恐れがあります。
除去した箇所が跡になってしまったら、研磨粒子入りのスピリットクリーナーを試してみてください。

必要なアイテム