
スバル インプレッサの洗車方法|空力ボディの凹凸&細部まで美しく仕上げるコツ
目次
スバルのインプレッサは、走行安定性と安全性に優れたハッチバック/セダンタイプの車です。水平対向エンジンやシンメトリカルAWD(全輪駆動)による高い走行性能に加え、アイサイトなど先進の安全装備も充実。都市部からロングドライブまで、幅広いシーンで活躍します。空力性能を意識した流線型のボディデザインも特徴的で、スポーティかつ上質な印象を与えます。
今回はこのインプレッサを、ボディの凹凸や複雑な形状のパーツも含めて、細かい部分までしっかり洗車してみましょう!
複雑なデザインのホイールは細部までしっかり洗おう
洗車の基本は「上から下へ」ですが、ホイールやタイヤは一番汚れが溜まりやすく、先に洗っておくことでボディに汚れが跳ねるのを防げます。特にインプレッサのような走行性能に優れた車はブレーキダストも多く、ホイール内側やナット周りに黒い汚れがこびりついていることも。
ブラシや専用スポンジを使い、ホイールクリーナーでしっかり汚れを浮かせましょう。

スポークの裏側やボルト・リムの奥まで、見えにくい部分も隅々まで抜かりなく洗いましょう。
その後、しっかり水で流して汚れを残さないのがポイントです。

泡は滞留しやすいので正面だけじゃなく中の方まで泡残りがないか確認して水で流しましょう。

ホイールクリーナー
ホイールについた頑固なブレーキダストやピッチ・タールなどの汚れをノーコンパウンドで優しい泡が、汚れを浮き上がらせ洗い流します。
ボディの凹凸や複雑な形状のパーツを洗車
予洗い
ホイールの洗浄が終わったら、ボディの予洗いに移ります。
インプレッサは空力を意識した滑らかな曲線が特徴ですが、ボンネットやルーフ、ドアパネルなど広い面積に砂埃や花粉、排気ガスの汚れが付着しやすいため、まずはたっぷりの水で全体をしっかり流していきましょう。

このとき、上から下へ、曲面に沿ってやさしく水を流すことで、ボディに余計な摩擦をかけずに汚れを浮かせることができます。
また、ドアバイザーやミラー下部、リアゲートの内側など、水が行き届きにくい細かい箇所も丁寧にすすいでおくのがポイントです。
予洗いは、ボディに余計なキズを付けないためにも大切なステップ。
次のシャンプー洗車の前に、できるだけしっかりと汚れを落としておきましょう。
カーシャンプーで洗車
予洗いで大まかな汚れを流したら、カーシャンプーを使って本洗いに入ります。
ここで重要なのは、しっかり泡立てた洗浄液で摩擦を減らしながら洗うこと。泡のクッションでボディを守りつつ、汚れを効率よく浮かせます。

インプレッサのボディは流線型の美しいフォルムが特徴。ルーフやボンネット、サイドパネルなどの広い面は、曲面に沿ってスポンジを滑らせるように洗うのがコツです。

また、以下のような細かいパーツにも注意が必要です。
- 複雑な形状のフロントグリル:細かな網目に汚れが残りやすいので、ウォッシングスポンジやブラシで優しく洗います
- 凹凸のあるヘッドライト:角や縁の部分もスポンジの角を使って丁寧に
- ドアバイザーやミラー下:水垢や埃が溜まりやすいので念入りに
- リアゲート周辺:開閉部分に沿って細かく洗浄


洗い終えたら、泡が乾く前にすぐに水で洗い流すことも大切です。泡残りが無いように細かい箇所もしっかりすすぎましょう。
夏場は特にスピード勝負。ボディに洗剤成分が残らないよう、上から下へしっかりとすすぎます。



カーシャンプー1000
キメ細かくクリーミーな泡が汚れを包み込んでホコリ汚れを落とします。ノーコンパウンドなので、コーティングやワックス施工車にも安心して使えます。

ウォッシンググローブ
天然羊毛ならではの抜群のやわらかさで、愛車にやさしい洗車が可能です。
羊毛の長さや密度にもこだわり、クリーミーな泡立ちや、泡持ちの良さを実現しました。
吸水力抜群のクロスで水滴をしっかり拭き上げ
シャンプー洗車後は、水滴を素早く拭き取ることが美しい仕上がりのカギになります。
ここで使用するのは、シュアラスターの「プレミアムワイピングクロス」。
高い吸水性でボディに触れるだけでスッと水滴を吸い取ってくれる優れものです。
拭き上げは、まずルーフやボンネットなど広い面からスタートし、クロスをこまめに折り返しながら水をしっかり吸わせていきましょう。
インプレッサのように凹凸が多い車体では、
- ミラー周りやドアバイザー下
- フロントグリルやエンブレム付近
- リアゲートの内側や水が溜まりやすい隙間
など、細部の水滴残りにも要注意です。
水滴が残るとウォータースポットの原因になるため、一度拭いた後にもう一度軽くなでるように仕上げ拭きするのもおすすめです。



プレミアムワイピングクロス
【オンライン限定】高い吸水性と耐久性!素早く水を拭き上げてシミを残さない!
一通りボディの水滴を拭き取った後に、忘れずにチェックしたいのがリアゲートの内側です。
インプレッサのリアゲートは構造上、水が溜まりやすく、開けたときに水滴が垂れてきてせっかく拭いたリアバンパーを再び濡らしてしまうことも。
こうした細部の仕上げには、手軽に使える「シュアラスター ゼロウォーターシート」が便利です。
クロスでは拭き取りづらい細かい部分やゴムパーツの隙間も、シートタイプならサッとひと拭きでき、コーティングも可能。
リアゲートのヒンジ周りやエッジ部分、ナンバープレートの下なども、仕上げにゼロシートで丁寧に拭き上げることで、より清潔感ある仕上がりになります。



ゼロウォーターシート
お出かけ前で、時間が無い時に、水が使えず、洗車ができないとき鳥のフンや虫などの汚れにサッと拭くだけで汚れを除去!車はもちろん、バイクや自転車のメンテナンスにもおすすめ。
下地処理をしてコーティングの仕上がりを高める
ネンドクリーナーでボディ表面の鉄粉を除去
見た目がキレイでも、ボディ表面には目に見えない鉄粉や微細なザラつきが付着していることがあります。これを放置すると、コーティングの密着を妨げたり、塗装面を傷める原因に。
ここで活躍するのが、シュアラスターの「ネンドクリーナー」と「ネンドスムーサー」。
ネンドスムーサーは潤滑剤として使用し、摩擦を最小限に抑えながらボディをなでるようにネンドを滑らせることで、鉄粉や付着物をやさしく取り除きます。

インプレッサのような走行性能が高い車は、前方のボンネットやサイドミラー、リアバンパーなどに鉄粉が特に多く付着していることがあるので、重点的にチェックしましょう。
鉄粉除去後は、ボディがすべすべになり、コーティングのノリも格段にアップします。

ネンドクリーナー ソフト
鉄粉はサビの原因になり、そのまま放置しておくとサビが侵食し塗装を痛めるので半年に1回施工することをおすすめします。ネンドクリーナーソフトは、コーティング施工車にもつかえるノーコンパウンドタイプです。
水アカや小キズには「スピリットクリーナーダーク」で艶と深みを取り戻す
鉄粉を除去したら、次はボディにこびりついた水アカや洗車キズ、小さなスクラッチの処理に移ります。
とくに濃色系のボディカラーのインプレッサでは、白く浮いた水アカや細かい線キズが目立ちやすいため、丁寧な処理が重要です。
ここで活躍するのが、シュアラスターの「スピリットクリーナーダーク」。
濃色車専用に開発されたこのクリーナーは、水アカの除去と同時に艶出し効果もあり、コンパウンド入りながらボディに優しく、自然な深い艶が戻ります。
施工のポイントは、力を入れすぎず、広い面を少しずつ処理すること。
とくに、ドアノブ周辺や給油口周り、ボンネットの端など、水アカがたまりやすい部分は丁寧に施工しましょう。


この工程を入れることで、ワックスやコーティングの乗りが良くなり、深い艶と透明感のある仕上がりが長持ちします。

スピリットクリーナー
シャンプーでは落ちない水アカなどの頑固な汚れを落とし、小キズも消えるクリーナー。ワックスの下地処理にも最適。付属のスポンジにクリーナーをつけて擦るだけで簡単に施工できます。
仕上げにワックスで深い艶と保護をプラス
水アカや小キズを除去したら、いよいよボディを艶々にするワックス施工です。
ワックスはボディに艶を与えるだけでなく、塗装面を保護する役割もあり、汚れから愛車を守ってくれます。
今回は、マスターワークス カーワックスを使用。天然カルナバ蝋を主成分とする固形タイプは、インプレッサのような流線型のボディに深みのある艶を与え、立体感のある美しい仕上がりに。

特に、光が当たったときのボンネットやフェンダーの艶感は圧巻。
また、リアゲートやサイドの曲面も艶が映えやすく、洗車の達成感を味わえるポイントです。

※注意点としては、未塗装樹脂パーツにはワックスが付かないようにすること。白く変色する恐れがあるため、境目はなどはクロス薄く塗り伸ばすなど、丁寧に仕上げましょう。

マスタワークス カーワックス
最高級コスメティックグレードの天然カルナバ蝋を高含有。ワックスの原料や製造工程を見直し、よりピュアなワックスを追求しました。
足回りの仕上げも忘れずに!専用品で美しさをキープ
ホイールケア
インプレッサの足元を引き立てるホイールは、走行中にブレーキダストや泥汚れが付きやすい部分。キレイに洗った状態を長持ちさせるために、ホイール専用のコーティング剤を施工します。
今回は、耐熱性・防汚性・滑水性に優れたホイールコーティングを使用。
軽くスプレーして拭き上げるだけで、ホイール表面に保護膜を形成し、汚れの付着を防ぎ、次回の洗浄も楽になります。
スポークの裏側やナット周辺など、汚れが溜まりやすい部分も丁寧に。
仕上がり後は、上品なツヤとともに防汚効果も期待でき、足元の存在感がグッとアップします。



ホイールコーティング
ナノテクノロジーを駆使し、過酷な環境下にさらされるホイールのために専用開発した耐熱・耐久性に優れたガラス系コーティング。強固な被膜でホイールをしっかり守り、コーティング後は水洗いだけで汚れが落ちるようになります。
タイヤケア
ボディやホイールがどれだけキレイでも、タイヤがくすんでいると全体の印象がぼやけてしまいます。
そこで活躍するのが、タイヤワックス。見た目の美しさはもちろん、紫外線や劣化からゴムを保護する役割も担っています。
インプレッサのようなスポーティな車には、控えめで深みのあるしっとりした黒艶仕上げがよく似合います。
特に側面のロゴ周りや溝に近い部分までしっかり塗ることで、仕上がりに差が出ます。


タイヤワックスを施工することで、洗車全体の完成度が一気に高まり、車全体が引き締まった印象になります。

タイヤワックス
塗って乾かすだけでタイヤ本来の自然な艶が手に入ります。タイヤに害の無いシリコンオイルを使用しているので、劣化の心配なく安心して使用できます。
未塗装樹脂パーツの黒艶を取り戻して、全体を引き締める
洗車の仕上げとして忘れてはならないのが、未塗装樹脂パーツのケアです。
車ではバンパー下部やドアミラーの根本、フェンダーアーチ、リアゲート周辺などに未塗装の黒い樹脂パーツが使われています。
これらのパーツは、経年劣化や紫外線で白っぽくなりがち。せっかくボディやホイールを美しく仕上げても、ここがくすんでいると見た目に締まりがなくなってしまいます。
そこで、未塗装樹脂専用のコーティング剤や保護剤を使用し、黒艶をしっかりと復活させます。


この一手間で、新品のような深い黒艶が蘇り、全体の印象がグッと引き締まります。
ボディの艶とコントラストが際立ち、インプレッサのスポーティなデザインがより一層映える仕上がりに。

レジンコーティング
経年劣化により白化した未塗装樹脂パーツの黒さ・艶を復活させます。UV吸収剤配合で長期間紫外線から未塗装樹脂を護ります。
まとめ
今回は、スバル インプレッサの洗車方法として、ホイール洗浄からボディの予洗い、シャンプー洗車、鉄粉除去、水アカ・小キズのケア、ワックス仕上げ、そして未塗装樹脂パーツまで、細かい部分にもしっかり手を入れて仕上げていきました。
流線型の空力ボディや複雑なフロントグリル、リアゲートの内側など、インプレッサ特有の形状を意識しながら丁寧に洗車を行うことで、艶・清潔感・存在感のすべてが引き立ちます。
仕上げにワックスやホイール・タイヤのコーティング、未塗装パーツの黒艶復活を行うことで、まるで新車のような仕上がりに。
インプレッサの魅力を最大限に引き出すには、丁寧で正しい洗車が何よりの近道です。
ぜひご自身のインプレッサも、時間をかけてじっくりと洗ってみてください。きっと、その美しさに惚れ直すはずです。




