
真夏日に行われたヒストリックカーレースに参加!-FESTIVAL of SIDEWAY TROPHY-Vol.02
後半レポート!
<そして2つ目のレースTINTOPが始まります>
3位入賞の喜びに浸る間も無くプログラムは進行します。2輪車の決勝レースをはさんで、今度はTINTOPクラスの決勝レースです。ワタクシは予選6番手。ポールポジションはフォード・アングリアの小関さん、そしてコルチナの今関さんと、フォード勢が1,2番手です、そしてグリッド順にコースイン。
グリッドレディに導かれスタートを待つ全車。そしてシグナルが消えて、全車スタート。2番手のコルチナ今関さんがトップに躍り出ます。ワタクシも、タイミングよくスタートを切ることができ、ヒルマン・インプとロータス・コルチナをパスし、1コーナー進入時には3番手にジャンプアップ。
しかし、ベテラン船越さんのゼッケン34番ミニ・クーパーSと、47番の友人岡野くんのロータス・コルチナが常にミラーに写っており、プレッシャーをかけてきます。岡野くんのコルチナは、なんとホイールが割れるというトラブルがあり、コース脇にクルマを止めて戦線離脱です。実は1週間前に彼は岡山国際サーキットのレースに出場、ワタクシはサポートで同行していたのですが、残念なことにクラッチトラブルでリタイヤ。岡山から深夜帰宅し、トラックに積載したコルチナをジャッキアップし2人で修理。この日の対決を楽しみにしていただけに別トラブルでのリタイヤは残念でした。
<TINTOP 車載動画、予選と決勝、まるでNG集のようです>
このレース、周回数は9周のスプリントレース。クーパーSから逃げ切りたいところですが、あと2周という7周目に、1コーナーで大失敗!オーバースピードで、コース外側に膨らんでしまいスピン。後続していたクーパーSの船越さんは、直前でのスピンにも関わらず、ワタクシのジュリアの動きを冷静にかわしてくれます。そしてエンジン始動に手間取ってるうちに、どんどん後続車に追い越されポジションを落としてしまいます。
同じジュリアの橋本さんに追いつこうと必死に走りますが、残り2周ではどうにもならず、予選と同様に6位でレースを終えました。優勝は、一時、今関さんに先頭を譲るもその後、トップを奪取したアングリア小関さん、そしてコルチナの今関さん、クーパーSの船越さんが表彰台に上ります。みなさん、おめでとうございます!写真は同じクラスを走るサルーンカーたちとワタクシのコースアウトシーンです。
<最後はスポーツカーによるEVERGREEN CUP>
この日、最後のプログラムは1960年代前後のヨーロッパのレースシーンで活躍したスポーツカーたちによる“EVERGREEN CUP”です。セブリング40Mレースに続いて、参加台数も17台と多く、見応え十分です。ポールポジションのロータス26Rの関口さんが、一時、TVR VIXENの阿見さんにトップを奪われるもすぐに挽回し、見事表彰台の真ん中に立ちました。みなさん、お疲れ様でした。
コースインするEVERGREEN CUP出場車たち グリッドレディたちが、華やかにスタートシーンを演出してくれます スタートで前に出たのは阿見さんのTVR Vixen
<表彰式>
この日、コースでのすべての競技は終了し、表彰式がはじまります。2輪ではNAロードスターの開発主査としても有名な、元マツダの立花啓穀さんが1956年製BSA DBD34で、見事優勝を飾りトロフィーをゲット。我々も再度表彰台へ上り喜びを味わいます。
続いて、豪華協賛品がもらえる、じゃんけん大会は、観客、参加者も全員参加です。歓喜の声に包まれた閉会式にて楽しい一日は終了しました。ご覧になっても分かりますように、観覧される方も、走行車種と同じ年代のコスプレを楽しんでいるのが、このイベントの特徴です。走行するエントラントだけでなく、会場にいる誰もが楽しめる“Festival of Sideway Trophy”次回開催日は12月1日(日)です。ぜひ、みなさまもヒストリックカーたちの競演に足を運んでみてはいかがでしょうか。
STAFF CREDIT: [photo]田口清・まるやまかつみ・奥村純一 / [movie]よっしー&おくちゃん
festival of Sideway https://sidewaytrophy.com/

本業はフリーランスとして活動中のスチールカメラマン。愛車は1931年Austin Sevenから、1964年のFord Angliaなど、旧いクルマばかりを10台あまり所有し、日常生活はもちろんのこと、遠方への仕事にも使用。趣味のヒストリックカーレースでは、戦前車からスポーツカー、ツーリングカー、葉巻型フォーミュラーカーまで乗りこなす。そうした経験から自動車専門誌や、雑誌での特集記事などの執筆も行い、半年に一度、雑誌「The Vintage Wheels」の編集長として、旧い2輪車、4輪車の魅力を発信中である。
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