Rally Nippon

ラリーヨコハマ2016 Report 3[DAY2]

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2日目。舞台は、房総半島へ。

 ラリー1日目と同様に、朝から快晴。2日目の舞台となる房総半島に向けて次々と横浜を出発した参加者のクラシックカーは、早朝のアクアラインを走行して東京湾を越え、この日最初のP.C.競技が行われるイオンモール木更津の広大な駐車場に集合。競技スタート時刻である9時よりもはるか前に到着して、車のコンディションを丁寧にチェックしている方、発表された競技コースを自分の足で歩きながらイメージトレーニングしている方など、それぞれがそれぞれのペースでスタート前の時間を過ごしていた。深紅の1947年式のバンディーニ 1100 SPORTを駆って、このラリーに初参加した中(あたり)さん親子は、エンジンフードを外して出走前の点検に集中。「参加するからには、順位にもこだわって、目標はトップ10入りです」と言い切り、この後すぐに車を移動させて、P.C.競技を想定した練習走行を行うとのこと。最後に中さんに「クラシックカーの魅力とは?」とお聞きし、笑顔で帰ってきた答えは「車に話しかけながら、車の声に耳を傾けながら、つまり会話しながら走れるのがクラシックーに乗る喜びだと思います。そして、大のオトナが子どものように目を輝かせて、宝物を大事にするようにクルマと接したくなる・・・そんな気持ちにさせてくれるのも、クラシックカーの魅力だと思いますね」。

DAY2 説明1

 気がつけば駐車場には「クラシックカーを見て、楽しみたい」一般の方もたくさん訪れ、“即席クラシックカーショー”の会場のように。中には質問攻めに合う参加者もいたりして、時間とともに賑やかな朝となった。そして、チーム・シュアラスターの塚本さん、サヤカさんが運転するポルシェ911Tも無事に木更津に到着。初日同様にテンショも高く、やる気に満ちあふれている。そして早速P.C.競技のコースを視察する二人の背中には「リベンジするために、ここにやってきた」という決意が感じられた。
 取材チームは、チーム・シュアラスターのP.C.競技での健闘を願いつつ、一足先に房総半島の山奥へ。アクセルを踏み込みながら「2日目も、いい風景に出会える…」そんな予感がした。

DAY2 説明2

 

“オトナの遠足”的な。

 木更津でのP.C.競技を終えたクラシックカーは、ルートコースに従って高速道路を「富津竹岡」インターで降り、しばらく海岸線を走った後に房総半島のワインディングロードへ。空は青く、新緑は眩しく、通行量は少なく。つまり、絶好のドライブ日和である。国道465号線では、のどかな田舎の風景を楽しみながら、房総スカイラインに入ってからは起伏のあるコーナーを風を切りながら。カメラのファインダーに飛び込んでくるクラシックカーは、ドライバーやコ・ドライバーの笑顔に呼応するように楽しそうな表情をしていて、気持ちよさそうだった。そう、まるで、生き物のように。
木漏れ日揺れる一本道、湖に架かる橋、森を縫うように走るS字カーブ、ローカル線の踏切。それらの風景をフレームにして、そこにクラシックカーをおさめると、そのまま作品になってしまうようなシーンの連続だった。道中、参加者の中には、制限時間の範囲内でちょっと回り道して、お気に入りの風景を見つけて一休みしているなんて方も。この、節度を伴ったフリーダムな感じ…「ラリーってつまり…“オトナの遠足”みたいなものだな」と勝手に納得してしまった。ならば…自分もいつか友人達と、クラシックカーは持っていけないけど、その代わりに釣り竿やキャンプ道具を持って、この同じコースを連なって走り、“オトナの遠足”を楽しんでみたいと思った。

DAY3 説明3

 

ローカルな駅と、クラシックカーと、無邪気な子どもたちと。

 湖面に浮かぶ「ふれあいパークきみつ」を経由して、次なるチェックポイント「上総牛久駅」へ。AC ACE、フェラーリ・ディーノ、ランボルギー ミウラ、アストン・マーチン、アロファロメオ ジュリエッタ・スパイダー、トライアンフ TR3などといった名車が優雅に走っていく姿を橋の上で眺めた後、チーム・シュアラスターのポルシェ911Tの現在地をGPSで確認し、移動を開始。深い森を抜け、人々の暮らしが見えてくる小さな商店街を抜け、そして、地元の人たちが黄色い旗を持って集まっていた上総牛久駅に到着。「RALLY YOKOHAMA」の青い旗と「ようこそ、みなみいちはらへ」の黄色い旗が交互にはためいていた、風情ある駅のロータリーにクラシックカーが訪れるたびに歓声が上がり、ドライバーたちはその歓声に手を振って応えていた。塚本さんとサヤカさんがドライブするポルシェ911Tも、しばらくしてロータリーに姿を現し、周囲からの「ポルシェだ! ポルシェだ!」という声に笑顔で応えながらチェックポイントをゆっくりと通過。沿道を埋めた地元の方に聞いた話では、何日も前から電信柱に「クラシックカーがやってくる」という告知がされていたとのこと。近くの小学校に通う子どもたちや、畑仕事を休んで自慢のカメラをぶら下げて駅にやってきたおじいさんに話しを聞きながら、彼らもまた、ラリーヨコハマというイベントに参加している一員なのだと思った。無邪気な子どもたちの目に、クラシックカーがどのように映ったのか?一番元気そうな男の子の答えは「う~ん、なんか…よくわからないけど、とにかくすごそう!」。

DAY2 説明4

 

最後のP.C.競技の結果は、いかに?

 上総牛久駅で、参加車両のすべてを見届けた後に、このラリーイベント最後のP.C.競技が行われる広大なゴルフ場(ロッテ皆吉台CC)へ移動。既にP.C.競技を終えた参加者は、クラブハウスでランチを取っており、美しい芝生の上でオーナーの帰りを待つクラシックカーは、1枚の絵画と化していた。写真の通り、ゴルフ場とクラシックカーとの相性は抜群である。

DAY2 説明5

 そして、チーム・シュアラスターのP.C.競技に密着。このゴルフ場でのP.C.が最後ということで、他の参加者の気合いもものすごく、ドライバーとコ・ドライバーとが息を合わせ、神経を集中させて競技に臨んでいた。そしていよいよ塚本さんとサヤカさんのポルシェ911Tがスタート。窓から上半身を乗り出しながら秒数をカウントし、前輪がラインを踏むタイミングを確認するサヤカさんに対して、絶妙なアクセルワークで車のスピードをコントロールする塚本さん。そして最後のラインを通過したのを見届けて、競技終了。この競技は1/1000の差が順位を左右する世界なので、上手く走れたのかどうかは、結果を見るまで分からないが、「ベストは尽くした」とのことだったので、最終結果を楽しみに待ちたいと思った。

DAY2 説明6

 

最後に…まさかの展開が。

 房総半島でのラリープログラムは、これで終了。あとは、渋滞が始まる前のアクアラインを走り抜け、横浜に戻って横浜市役所のチェックポイントを通過したら、元町でのゴール&フィナーレを迎えるのみ。
食事を終えたお二人とは、元町のゴールでの再会を約束し、木更津から高速道路に乗って一路横浜へ。がしかし、ここからまさかの「事故渋滞」というハプニングに遭遇。そして、さらになんと、「チームシュアラスターのポルシェ911Tのエンジンがストップ…」というビッグトラブルが発生。ライターTは、なんとか渋滞を抜けて元町のゴールに辿りつくことができたが、塚本さんとサヤカさんがドライブしていたポルシェ911Tは、予想だにしない展開で積載車に乗せられてシュアラスター本社のガレージへ向かうという行き先変更を余儀なくされてしまった。残念な結果であるが、これもまたクラシックカーラリーの一部であると言えなくもなかろう。

DAY2 説明 アクアライン

 

心惹きつける、ラリー・ヨコハマ。

 ゴールの元町ショッピングストリートでは、各所の協力を得て、クラシックカーの到着時間に合わせて一般車両の通行を規制。ラリーヨコハマのゴールというフィナーレにふさわしい演出がなされていた。参加者のクラシックカーが到着するたびに歓声がわき、ステージ上のMCが車両とドライバーの名前やプロフィールを紹介し、歩道を埋めたクラシックカーファンや買い物客がドライバーを祝福する様は実にスマートであり、「さすが、横浜」であった。表彰式も華やかで、上位入賞者は登壇し、手に持ちきれないほどの賞品を抱えながらラリーの感想を満面の笑顔で述べていた。ちなみに、朝にお話を聞いて「目指すは、トップ10入り!」を公言していた初出場の中さんは、その言葉通り「10位」を獲得。そして、注目されていた東儀さんと息子さんのチームは見事に「3位」を獲得!その弾けるような喜び方は、いかにこのラリーヨコハマというイベントを楽しんでいるか、愛しているかを証明しているようであった。

表彰式の最後には、東儀さんが特別にエルヴィス・プレスリーの「愛さずにはいられない」を演奏。ラリー・ヨコハマは、最後の最後まで優雅で、参加する者はもちろん、見る者の心をも惹きつけるイベントであった。

DAY2 説明7

ちなみに、チーム・シュアラスターとして、ポルシェ911Tを駆ってラリーに参加した塚本さんとサヤカさんのP.C.競技の成績は「54位」。ベテラン参加者に言わせれば「初出場としては、十分にいい結果」とのことであるが、お二人はやはり満足していないようで…次回のクラシックカーイベントでのリベンジに期待したいと思う。

 最後に。このラリーヨコハマに参加し、完走したすべてのドライバーとコ・ドライバーに「おめでとうございます!」。そして、リタイヤしてしまった何人かのドライバーとコ・ドライバーに「次回もまた、楽しく走りましょう!」。そしてさらに、このラリーヨコハマを沿道で応援してくださった方に「また、ワクワクドキドキしましょう!」

DAY2 説明8

 

ライターT

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広告制作の現場でコピーライターとして活動しつつ、合間に完全一人作業で写真エッセイ本などを制作。数年前からシュアラスターの広告制作にも携わり、昨年は「ライターT」としてメルマガも担当。

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