LOVE CAMPER!

LOVE CAMPER! vol.2 「家族で」キャンピングカー

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キャンピングカー、初体験!

前回更新分のコラムで「この夏、キャンピングカーという“変化球”を”!」と、キャンピングカーのレンタル利用をみなさんに促した筆者。言ったからには実際にキャンピングカーで旅をして、その喜びをリアルに感じてみようと、7月下旬の3日間、家族を引き連れて「秩父~長野~群馬」エリアを旅してきました。

 まず何より、「キャブコンタイプ」のキャンピングカーを目の前にして一挙にテンションを上げたのが、子どもたち。小学2年生の息子と、幼稚園年長児の娘は、キャンピングカーの居室部分の乗車口を開けるなり、運転席・助手席の上に張り出しているバンクベッドへ飛び込み、顔を出して「ボクたち、ここで寝るから!」と。クルマの中にしっかりとしたテーブルがあって、ソファーがあって、ベッドがあって、キッチンやトイレもついていて…という空間は、大人だけではなく子どもたちを笑顔にする遊び場なのである。
 今回の取材にご協力いただいた「CAMP IN CAR(camp-in-car.com)」スタッフである堀田さんから、レンタルした車両(ハイエース200系 ファーストカスタム カルド 4WD)についての説明を丁寧に受けた後、生まれて初めてキャンピングカーの運転席に座り、ドライブをスタート。いつも乗っているクルマよりも車幅や全長が長いということで、最初は必要以上に緊張して運転していたが、次第に慣れてきて普通の乗用車を運転しているような感覚で走ることができた。この旅のスタート地点となった埼玉県の戸田市から、最初の目的地、秩父までは有料道路と一般道路を使って3時間半ほど要したが、運転している自分も、助手席の妻も、シートベルトを装着してソファーに仲良く座っていた子どもたちも、車窓の風景を楽しみながら移動することができた。道中、秩父の森に囲まれた駐車場で昼食を兼ねて休憩。地元のスーパーマーケットで購入したお弁当を車内に備え付けのレンジで温め、家族4人でテーブルを囲んだだけであったが、車窓に広がる圧倒的な緑のコントラストと鳥のさえずりが、その昼食時間を豊かなものに変えてくれた。また、ワインディングロードのカーブを抜けるたびに変わる景色を、大きな窓に額を付けるようにして眺めている子どもたちをバックミラーごしに見て、彼らにとってはクルマというよりも電車に乗って遠足に出かけているような、そんな気分なのだろうと思った。
 この時点で早速、家族全員の「キャンピングカーって、いいね!」度数が高まったことは言うまでもあるまい。

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アリです、オートキャンプ場。

 一日目の目的地を奥秩父に設定したのは、キャンピングカーに乗って移動する時間と、旅先で過ごす時間のバランスを第一に考えてのこと。朝早くから、もしくは前夜からキャンピングカーを借りて、「まずは、走れるだけ走る」というアプローチもあるかと思うが、「家族」で「3日間」くらいの旅の場合は、距離的にも時間的にも無理しない方が、のんびり車窓を楽しむ余裕を持てて良いと思った。事実、午後早い時間から、荒川の源流に近い清流で釣り糸を垂らすことができて、子どもたちの溢れんばかりの笑顔を見ていると運転の疲れも吹き飛んだ。ちなみに、その釣り場(トラウトオン!入川)は管理釣り場であるものの、人工物のない自然の川をそのまま利用した野趣溢れるフィールド。子どもたちは、釣るだけではなく、河原を走ったり、カメラを手にいつもと違う風景に向かってシャッターを押して、目の前の時間を全身を使って楽しんでいた。(娘が魚を撮影しようと、カメラを水中に入れてしまったことは、若干誤算であったが…)

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 ニジマス5匹という釣果をキャンピングカーに積みこみ、向かったその日の宿泊地は、釣り場から30分ほどの距離にある奥秩父のオートキャンプ場(WOOD ROOF)。本来であれば、キャンプ場のような施設を利用せずに、気に入った景色を前にキャンピングカーを“動くホテル”のごとく使用するのがキャンピングカーの醍醐味かもしれないが、駐車スペースが確保されていて、家族みんなが安心して過ごせるという意味でオートキャンプ場の利用は有効だと思った。キャンプ場のスタッフにお聞きしても「キャンピングカーを利用したお客様は珍しくありません。特にレンタカーとしてキャンピングカーを借りて旅されているようなお客様は、まだキャンピングカーの使い方に慣れていない方が多いので、ファーストステップとしてオートキャンプ場を選ばれるのではないでしょうか」とのこと。今回利用したWOOD ROOFは、オートキャンプサイトだけではなく、バラエティに富んだテントサイト、バンガローなどが広大な施設内に点在し、もちろんトイレや炊事場、キャンプグッズや飲料品などを取り扱うショップ等が充実。そして何より、深い森に囲まれ、耳を澄ませば清流の調べが聞こえ…つまり、家族で快適に過ごす上で完璧な環境を備えていた。
 テントを設営する必要がない我々は、キャンピングカーのオーニングを張り出し、その下にキャンピングテーブルや椅子などを並べるだけで、あっという間にセットアップが完了。正直、テントやタープの設営が若干苦手な筆者にとっては誠に有難く、タイムロスもなく、キャンピングカーであることのメリットを痛感した。キャンピングカー内のシンクや、コンロなどの調理器具は、必要に応じて使用。野菜や肉を切るのは車内で、焼いたり煮込んだりは車外のバーベキューグリルで、というようにフレキシブルに使い分けた。
 ランタンの灯りを中心に広がる家族の時間。昼間に釣り上げたニジマスの塩焼きを頬張る子どもたち、暇さえあればキャンピングカーの中に入ってはしゃぐ子どもたち、いつものテントを使ってのキャンプよりも作業が軽減されて終始リラックスしている妻を眺めながら、「キャンピングカーって、いいね!」度数をさらに上げたのであった。

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キャンピングカーなら、寄り道を楽しむ余裕も。

 清流の調べで目を覚ませる贅沢。夜明けとともに、ルアーフィッシングの準備に取りかかり、5時に長男を起こしてキャンプ場の下にある川へ。そこは管理釣り場ではないので、そう簡単に魚は掛からないが、天然ヤマメのアタリをロッドを通して感じながら、一喜一憂しながら、時折、岩場に腰を下ろしながら、いつもとは少し違う「男同士」の会話を楽しんだ。このように自然に、親子の距離を縮めてくれるのも、キャンプ及びキャンピングカーを使った旅ならではの喜びと言えるかもしれない。
 テーブルや椅子をサッと片付け、キャンプ場からの撤収作業も素早く、ストレスなく。そんな我々の様子を見ていたからか分からないが、すぐ隣のテントサイトでテントやタープを忙しく畳み始めていた、埼玉県からキャンプに訪れたというご家族の奥様から、「キャンピングカーって、やっぱりいいですね~」と話しかけられた。レンタカーであることを告げると、「えっ、キャンピングカーのレンタルって、あるんですか!?」とびっくり。聞けば、そのご家族は、このキャンピング場まで来るためのクルマも、今流行のカーシェアリングを活用しているとのことで、ニーズに応じてクルマを借りることが、ひとつのスタイルとしてスタンダードになりつつあることを実感した。「キャンピングカーのレンタルのこと、今度、インターネットで調べてみようと思います」。別れ際に彼らがそう話したように、キャンピングカーのレンタルは時代のニーズともマッチしていると思った。
 キャンピングカーでの旅は“寝床”が確保されているので、必要以上に時間に縛られず、次の目的地をある程度決めて移動するにしても、途中で気分が変わったり、行きたい所が他に見つかれば、気兼ねなく寄り道できることもメリット。2日目の目的地は、広い平原で満天の星空を子どもたちに見せてあげたいと思い、過去に訪れたことがあった群馬県の嬬恋方面へ向かおうとステアリングを切りかけたが、妻の「この近くに関東屈指のパワースポットがある…」というつぶやきを聞いて、ステアリングを逆方向に。目指したのは、あの日本神話の英雄「日本武尊(ヤマトタケル)」が創建したと伝えられる「三峯神社」。走ること約1時間。標高1102m、山々の強い「気」が流れ込む境内は、しんしんたる静けさに包まれ、心が洗われるとともに、展望台のような拝殿から眺めた風景は実に見事!その風景に家族のシルエットが重なり、記憶に色濃く残るシーンとなった。

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キャンピングカーなら、突然の雨でも動揺ナシ。

 テーブルの上に広げたおやつを食べている子どもたちを乗せ、安全運転を心掛けてクルマを走らせる。奥秩父を離れて、軽井沢を経由して群馬の嬬恋方面へと向かい、道中、「白糸の滝」などの観光スポットにも立ち寄った。この頃にはもう、駐車場スペースの白線の中にキャンピングカーを収めることに緊張することもなくなり、乗用車感覚で取り回しができるようになっていた。そして夕方前に目的地付近に到着。向かったのは、初日同様にオートキャンプ場(カンパーニャ嬬恋キャンプ場 www.muji.net/camp/tsumagoi/) 。そのキャンプ場を選んだポイントは、そこにキレイな水と空気があって、周辺でいろいろな遊びを体験できると思ったから。また、キャンプサイトも広く、ゆったりと自然の中で家族の時間を過ごせると思い、以前から目をつけていたのだ。そして、筆者の日頃の行いが悪かったのか、夕方から雨が降り始めた…。もし、テント泊だとしたら、大慌てでテントを設営しなければいけない状況であったが、我々は「キャンピングカー」ステイである。サッとオーニングを張り出し、サッとその下にキャンピング道具をセットアップし、早めにランタンを灯し、子どもたちが「僕たちが作る!」と言い張るカレーライスを作り始めた。この機動力も、キャンピングカーならでは!残念ながら、天の川を見上げることは出来なかったが、森の木々に落ちてくる雨音を聞きながら、少し遠くからキャンピングカーのある風景を絵として眺めながら、これはこれで、キャンピングカーでの旅の一場面として美しいと思った。オーニングの上に水がたまり過ぎて&筆者の判断ミスでいろいろとハプニングが起こったりもしたが、最後は気を取り直して、子どもたちの寝息を聞きながら妻と缶ビールで乾杯。「普通の旅行だったら、今回の旅のような時間の使い方は出来なかったよね」という一言に、深く頷いた筆者であった。

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キャンピングカーの楽しみ方、いろいろ。

 朝から雨が降り続いた最終日。「アウトドアを楽しむ」というプランを変更し、そんなこともあろうかと思って考えていたオプションプランを決行した。行き先は「サファリパーク」である。外に出られない代わりに…キャンピングカーの大きな窓で、動物たちを眺めることができたら楽しいだろうなと思って。案の定、朝の段階で雨雲を恨めしそうに見つめていた子どもたちのテンションは一挙に回復。大きな窓一面にライオンの親子がくつろぐ風景が広がったり、ラクダが顔をすり寄せてきたり、シマウマがクルマの前方を横断したり。その都度、子どもたちは悲鳴を上げたり、笑ったり。どうやら、キャンピングカーの「大きな窓」をヒントにした、雨の日オプションのアイデアは当たりのようで。十分に動物を見て楽しんだ後は、群馬のソウルフードである「下仁田こんにゃく」や「焼き饅頭」などを購入して車内で食べ、仕上げは近くの日帰り温泉施設に入って、最後のリフレッシュタイム。身も心もキレイになる旅…とはまさに、今回のキャンピングカーの旅のようなことを指すのであろう。

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 高速道路を乗り継いで、キャンピングカーをお借りしたスタート地点である戸田市の「CAMP IN CAR」のガレージへと向かう。3日間、大はしゃぎし続けた子どもたちを乗せていただけに車内が少し汚れてしまったので、途中のパーキングスペースで車内を簡単に掃除するとともに、積んでいた荷物を整理。改めて、たったこれだけの荷物をキャンピングカーに載せ代えて旅するだけで、こんなにも視界が広がる旅になることを学んだ。子どもたちからも「また絶対に、キャンピングカーを使って旅行したい!」というリクエストを受けており、我が家的にはどうやら今後も、キャンピングカーのレンタルサービスを活用させていただくことになりそうである。
 最後まで安全運転を心掛け、戸田のガレージに到着。スタッフの方にクルマのカギをお戻した後、家族全員で、スタッフの方に、そして最高の夏休みを演出してくれたキャンピングカーに「ありがとう」と心で挨拶し、その場を後にしたのであった。

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次回は、「仲間」単位?

 最後に。
「家族でキャンピングカー」が楽しい旅になることは十分すぎるほど理解できた筆者。「キャブコンタイプ」のキャンピングカーの旅を安全に楽しめたこともあり、少し欲も出てきて、戸田のガレージに停車してあった「バスコン」と呼ばれるタイプの一回り大きなキャンピングカーにも興味が…。イメージはどんどん膨らみ、例えば、サーフィンが趣味の筆者であれば、「仲間を何人か集めて、たくさんのサーフボードを積んで、いい波を求めて旅をする」、なんてワクワクするような旅もアリなのでは、と。
「キャンピングカーは、レンタルできる!」。だったら、「家族」単位だけではなく、「仲間」単位でも楽しまないと損である!

ということで、次回は、もしかしたら海岸線を巡る…そんなレポートになるかもしれません。

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ライターT

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広告制作の現場でコピーライターとして活動しつつ、合間に完全一人作業で写真エッセイ本などを制作。数年前からシュアラスターの広告制作にも携わり、昨年は「ライターT」としてメルマガも担当。

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